さくら風舞季…11 ページ11
「…宏光さん、そんなに見られると大変仕事がしづらいです」
「あ、…すみません…」
話しかけるタイミングを図るために、ついつい松永さんをガン見していたオレ…太輔が出かけてる今がチャンスだった
今日も太輔と一緒の出社、けど、あんなコトがあった後だし何を話してもトゲトゲしたサボテンな会話になりそうで、オレは車内で会計資料を見るフリして、太輔からのアプローチを極力避けた
多分オレの様子が変だなとは思ってるみたいだけど、アッチも溜まってる決済があるみたいで
、会社に着くまでオレと同じ様に書類の束に目を通していた
そっからはお互いの日常業務を滞りなく遂行していく、太輔も仕事モードの時はオレに必要以上に接してこないから、ある意味助かっていた
昼からは二階堂の運転で新しい店の視察に行ってしまった、健永と宮田は松永さんのお使いで外出、事務所にはオレと松永さんだけとなった
いつもは松永さんと二人とか緊張MAXだけど、今日に限っては有難いとしか言えない!
昨日の接待の顛末を知っているのは松永さんだけだ、ちゃんと確認しないと!と、ずっと松永さんの隙間的タイミングを狙いまくっていた
「なにか私に聞きたいことでも?」
チラリとデスクからオレに向ける視線は、この人特有の危うさがある、太輔とは違う…艶と言うか妖しさ…
「…昨日、太輔が誰と会ってたのか教えて欲しいんです…」
「昨日…ですか?」
コクリと頷くと、松永さんの口角がホンの少し上がったように思えた
「直接本人に聞かれたらいかがですか?」
…至極まっとうな答えが返ってくる、いやそうなんだけど!
「聞いても、太輔はきっと教えてくれないと思う…」
それに、余計な詮索してソクバッキーだと思われたくないし
「太輔坊がお話されないと言うことは、特に言う必要が無いと判断されたからではないですか?ならば、私からお話出来ることは何もありませんね」
取り付くシマが無いと言うのはこのことか…
この人に聞いたのが間違いだった…ショボンてなるけど仕方ない
「じゃあ、いいです…」
フロアに戻りかけた時、松永さんがオレを呼び止めた
「宏光さん、…私は昨日接待の後帰りました、太輔坊とは別行動です、ですからその後太輔坊がどうされたのかは存じません」
「え、松永さんが太輔を送ってきたんじゃないの?」
「違います」
「なら、太輔は接待の後一人でどこかに行ってたかもしれないってコトですか?」
「さあ、ソレは…」
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GAYASAKURA(プロフ) - 未来さん» ありがとうございます!はい、ご期待に添える展開になればいいのですがwww、また感想などございましたらお待ちしていますー! (2017年5月27日 19時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - それなら安心しました(^^)私、北藤はどうも苦手なんですよね!?m(._.)m one Kissも続き楽しみに待っていますね!?(^^) (2017年5月27日 18時) (携帯から) (レス) id: 546aa22f8e (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - 未来さん» 《姫ガヤ》なんだけどキメる時は《雄ガヤ》です!裏的シーンをどのレベルまで入れるかはまだ思案中なのですが、宜しければ続き覗いて見てくださいね!コメ大感謝です! (2017年5月27日 18時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - 未来さん» こんにちは!コメありがとうございます、お返事遅くなりましてゴメンなさい!はい、なんとかどうにかオールupとなりました、おフザケも入れてしまったのですがちょこっとでも楽しんでいただけたなら何よりです!えーと《one Kiss》ですが、もちろん《藤北》でーすw (2017年5月27日 18時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 久コメです。完結おめでとうございます!!小悪魔なミツが凄く可愛かったです(^^)one Kissも楽しみなんですけど、姫系なガヤでも、あくまでも、CPは藤北には変わりないんですよね!?m(._.)m (2017年5月27日 1時) (携帯から) (レス) id: 546aa22f8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:GAYASAKURA | 作成日時:2017年4月30日 23時