愛し君へ … ２

White Love … ５０ ページ2

｢…ん、どした…？｣

タオルでカラダに付いたのを拭いてやってると、亮介の表情がなんか言いたげで…、それでも躊躇ってるように、ぷっくりした唇が何度か薄く開いたり、結んだり…


｢どしたの？｣

一応自分もキレイにしてベッドに戻り、拗ねてるみたいに背中向けてる亮介を、少し強引にオレの方に向かせた

軽めの上目遣いが最強に可愛くて、思わず抱きしめて頬をアタマに擦り寄せてしまう

オレより少しだけちっちゃな手を肩に添えると
鎖骨の当たりに顔を埋めてきた


｢言ってよ…｣
｢…わかんねぇのかよ…｣
｢言ってくれないとわかんない…｣

オレが真顔でそう言うと、亮介はプン…と唇尖らせた
その唇をツンツン…と言葉を促す様に指先でつつくと、観念したのかちっちゃな声がした

｢……るって、言った…｣
｢？｣
｢…朝まで……スるって…言ったの、オマエじゃん……もぉ、そんなコト言わせんなっ！！｣

あ、照れギレしたｗ
ちょっとやり過ぎたかな(*´艸`*)

向こう向いちゃった

｢亮介｣
｢知るかっ！もう寝るっ！｣
｢寝ちゃダメ！｣
｢なんだよ！も、オマエなんかキラ…、ッ！？｣

ベッドに押付けて、その先はキスして言わさない

亮介から《キライ》とか、ウソでも地味に凹む！

｢…ﾝ……ﾁｭ…｣
｢ﾁｭ……ヤ……ﾝ…｣

角度変えて、想いも一緒に重ねていく…顔背けても、やめてやんない…

呆れるほど、オレはキミに夢中だから…♥

｢…やらしいキスすんな…｣
｢…の割に、反応イイんですけど！｣
｢あ、コラッ……ん、も……和真…｣

うん、ちゃんとちゃんとイイ子になってるよ！


｢…イジワルしてゴメン……繋がろ…｣
｢……オマエ、サンタに熨斗つけて返してやろうかと思った…｣
｢ｸｽ…残念、もう使用済みだから返品不可だよ！｣

｢…なら、ずっと傍にいろよ…｣

｢亮介…｣

｢離れたくない…っ、全部済んだらオレのトコ帰って来い…そんで、もうドコにも行くな｣

まるで、今すぐに出ていくオレを引き止めるように、亮介は首元に腕を絡め肩に顔を埋めてきた……今までも、きっと出ていくオレをこうして引き止めたかったんだろうな

ガマン……させてたんだよな…

｢うん…オレの戻るとこ、ココしかないから…｣


愛しくて…オレの全部で、包んでやりたかった


｢和真…っ、抱いて…オレのコト抱いて……オマエの、全部になりたい……ッ｣

迸る亮介の叫びが、オレの胸にぶつけられる

痛みを覚えるほどの激情…


｢してやるよ…オレの全部に…｣

White Love … ５１→←GAYASAKURAです！

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