愛を育む人 … ２４ ページ25
止まない《快楽堕ち》に没頭するしかないオレ…、吐き出すモノはもう無いはずないのに、奥まったトコを疼かせる熱は冷める気配がない…、全身の皮膚は流れ落ちる水のせいで、冷感覚すら何処かに置き去りになっていた
あ、…また、来る…っ…
擦り上げた先端から迸る精は、それほどの勢いは無い、冷たく悴んだ手に、体温と同じ生温かさが伝わる
これで終わりか…、そうであって欲しい…
疲れ果て吐息を零した事で意識が少しだけ戻った
そして、顔を上げたオレの目の前に《その人》がいた
見られてた…ッっ！？
羞恥が全身を包んだ瞬間、太輔がシャワールームに飛び込んできた、浴びてるのが冷水だと分かると大きな声を上げた
「これ水じゃねぇか！死ぬぞ！！」
そんなことどうでもいい、こんな姿を見られたなんて…寧ろ死にたいほどの羞恥に顔を背け、オレを立たせようと掴まれた手と背中に回された腕を跳ね避けた
「嫌だ見んなっ！離せっ」
「そんなコト言ってる場合かよっ！」
強引にシャワールームから連れ出され、傍にあったバスローブを掴み荒っぽく着せられた、
そしてバスタオルが頭に被せられ、痛いほど掻き回される
「…もういい、も、やめろよ！」
「バカか！こんな冷えきったカラダして…どうかしてるぞっ！」
「だって…っ！仕方ねぇだろっ！自分じゃどうしようも…出来ねぇんだから…」
情けなくて…言葉の最後が消えてしまう…
今だって…太輔が放つαの匂いに、反応仕掛けてる自分がいた…、それがHEATの特徴だと言われても、淫靡な性質を目の当たりにしたオレは、恥ずかしさでまともに太輔の顔が見れなかった
「…出来ないならオレに言えよ、…来い！」
「え？」
そのまま小さな子供を抱き上げるように、縦抱きにされた
「ちょ…っ太輔っ！！」
「暴れんな！…このままベッド連れてく、文句無ぇよな？」
そう言って見上げてくる顔…、柔らかく目元を綻ばせ、口角に綺麗な弧を描いた、でも直ぐに頬を赤く染め目を伏せてしまう
「太輔…」
「ヤバい…っ、この香り…全部飛びそう…、スゲェな…」
独り言の様にそう言って、シャワールームからオレをベッドに運んだ、
太輔が先にベッドに座った事で、オレは自然と膝の上に乗っかる形になる、
何も言わない太輔、そして両手がオレの頬を包んだ
「ひろ…」
熱っぽい視線に晒され、明らかHEATとは違う息苦しさに襲われる
「…、、、ﾊｧ……」
「息まで…甘いんだな…」
「たいすけ…」
「この日を待ってた……」
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まいまい(プロフ) - またまた何やら不穏な言葉が…出てきましたけど…でも2人が幸せそうにしているから先のことは考えないようにします笑ふたりがやっと番えたー！！感動です！！興奮しました〜2人の子供が楽しみで、ちょっと不安です (2020年8月6日 15時) (
レス) id: d8ffbdef31 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - こっちゃんさん» 頂ければ有難いです！多分藤北泣かせますー、お許し下さいませー！コメ大感謝でーす！ (2019年8月26日 20時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - こっちゃんさん» こんばんは！コメありがとうございます！お返事遅くなってゴメンなさいー、はい！勝手に《オメガ定義》作ってしまいました笑、ラスト展開まであともう少しです、ちょっとSCREAMになると思いますが、メンタル強化はされておられると思うので、最後まで見守って (2019年8月26日 20時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - pochiさん» クリスマスですし！今回のプレゼントはピアスです、みっくん付けてたよなぁと思いまして…、中々にしんどい展開になると思いますが、宜しければ続き覗いて見て頂ければと思います、コメ大感謝でーす！ (2019年8月26日 20時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - pochiさん» こんばんは！コメありがとうございます！お返事遅くなってゴメンなさい！はい、このシチュ一回入れてみたかったんですー笑、ビリビリhugの進化版でーす、逆だとエモくないんですよねー、分かって頂けて何よりでした、今はラブい藤北をお見せしたいと思います (2019年8月26日 20時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAYASAKURA
| 作成日時：2019年7月29日 23時
