おおかみっくん part12 (ページ29)

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＿＿＿you side.

『風邪引くからベッドで寝てよね』

不機嫌そうな顔をして私を睨んで立ち上がったみっくんは、スエットに手を入れてお腹を掻きながら寝室へ歩いて行く。
その後ろ姿を見つめてたら

「あにしてんだよ」

振り返ったみっくんが

「寝るぞ」

って手を差し出した。

『…あ、うん』

ちゃんとに謝らなくちゃって思ったら

「今度の休み。病院行く」

『え？』

「悪かった」

そう呟いて私の手を握ったみっくん

『…みっくん。病院。行かなくていいよ』

「あ？」

『みっくんが言うように、私、みっくんの気持ち全然考えてあげられてなかった。
傷つけて、ごめんね。』

「ん」

短く返事をしたみっくんは、私の手を引いて寝室へと歩いてベッドに入って布団をめくって

「来い」

私を呼ぶ

みっくんの隣に寝転ぶと布団を掛けて私を抱き締め

「あー、この感じ」

って目を瞑ったまま

「落ち着く。」

『…おやすみ』

「あ？」

パチっと開いたみっくんの目

『え？』

「おやすみ？まさか寝る気っすか？」

『え？』

「いやいや、流れ的にここは、仲直りのえっちだろ」

『…ん？』

「とぼけんな」

『でもほら、明日仕事だし』

「だったらなんだよ」

『早く寝ないと』

「欲しいんだろ、子供」

『………………………』

「数打てば当たるだろ」

『なっ、』

「毎日抱いてやるよ」

『毎日？！』

ニヤッと笑ったみっくんが私の唇を奪った。