Because I Love you....2 (ページ32)

今日:18 hit、昨日:12 hit、合計:235,130 hit

82. ページ32

＿＿＿宏光side.

タバコの煙を吐き出す俺に横尾さんが

「どうするんだ？みつは？」

「なにが？」

「このままAちゃんと友達関係続けてくの？」

「さぁ？どうすんだろうね…」

「や、自分のことなのにめっちゃ他人事みたいじゃね？」

二階堂にそう言われて

「どうすべきかわかんねーんだよ、俺も。」

気持ちを伝えるべきか…
それともこのまま幼馴染を、続けて行くべきか…

「もう少しで…答え見えてきそうなんだけどなー」

「それいつも言ってるよな」

「言ってんね。本当に見えてきそうなわけ？」

「うるせー、二階堂」

最近あいつの周りをちょろちょろしてるやつがいるんだよな…。

「なんか…黒い感情が湧き出てきてる自分が自分でも怖いんだが。」

「クックック…なにそれ？」

「.....Aが俺から離れて行ったらたぶん、殺したくなる」

俺の言葉に二階堂が軽く引いてる。
もちろん、横尾さんもだ。

「いやいや、殺したくなるくらい憎みそうだなーって話ですよ。」

「怖いよ…やめてよ。」

「そんな好きなら気持ち伝えた方が楽になれそうだけどね」

「横尾さん…それができてないからみつ悩んでんじゃん。ね？」

「つーかみつっていつから彼女いないっけ？」

「さぁ？俺、あいつのこと好きだって確実に自覚してから女遊びも辞めたしな」

「え？！マジで？？？」

うるせー二階堂と

「確かに。あのさ、ずっと思ってたんだけど、どうしてんの？あっちのほう」

冷静にデリケートな部分聞いてきちゃう横尾さんな。

「毎晩夢であいつのこと抱いてるし」

「…ないわ。今のは、引くは。ガチで」

「俺も引いた」

「なんとでも言え。痛くも痒くもねーよ」

自分で自分に引いてんだから俺だって。