Because I Love you....2 (ページ15)

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＿＿＿you side.

広い部屋には、ビーズの赤い三角クッションが二つと、白いベッドがふたつ。

ビーズクッションの先にソファーと大きなテレビ…
バルコニーまであってそこにもオシャレな椅子が置いてある。

しかも、個室の露天風呂付き。

『…ちょ…高かったんじゃないの…』

「オシャレじゃない？」

裕太がビーズのクッションに腰をおろした。

『こんな高価そうなとこ…』

「特別な日だから。ぜーんぜんもんだいない。んね？」

『私…裕太の分出すからっ！』

そう言うと〝じゃーさ…″少し照れくさそうに両手を広げて

「ここ来て、ぎゅってさせて。」

『え？』

「それでいいから。お金の話おしまい。ムードぶち壊しじゃん」

って笑う。

「ほら、早く」

ゆっくり裕太に近づいて前から？後ろから？って悩んでたら

「後ろからぎゅってするからここ来て」

自分の膝の間を指定した。

ちょこんと裕太の膝の間に座ると後ろからぎゅーっと抱きしめられて

「ふふ…っ、いい匂い…」

って首元で喋る。

『こんなんで…「これがいいの。」』

そう呟いてそれから暫く黙り込んだ裕太。

『ゆう…「シーっ、」』

暫くそうしてから

「お風呂入る？」

『あ…』

一緒に…だよね？

「別々で大丈夫だよ。そんないきなり一緒にお風呂とか言わないから」

〝外で待ってるからゆっくり入りなよ″

ってテラスへ行ってしまった。