先輩と私(Ki) (ページ10)

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___＿＿you side.

「お前ね…夜逃げでもする気かよ」

大量の私の荷物を見て呆れる北山先輩。

『だって…全部必要なんですよ』

「どうやってもってくんだよこんなに」

『…………っ、』

「徐々に持ってくりゃいいだろーが。とりあえず本当に必要なのは、どれ？」

『…全部』

そう呟いた私にわかりやすく舌打ちをした北山先輩が

「じゃあ、お前それだけ持て」

『もう少し持てますよ？』

「おら、行くぞ」

私の言葉を無視して北山先輩が荷物を持ってくれた。

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「あー、疲れた。」

家に着くとそう言って北山先輩がソファーに倒れこんだ。

『わぁー、めちゃくちゃ広～い』

「ふふっ、はしゃぐな。子供かよ」

『北山先輩、ちゃんとしてるんですね？』

「大人ですから？」

『家政婦なんていらないじゃないですか』

「自分でやるしかないからやってるだけで、やらなくていいならやりたかねーよ。
特に皿洗いだけは、本当にやだ」

〝やだ″って口を尖らせる先輩は、子供みたいだ。

「あ、お前そこの部屋使っていいよ」

指さされた部屋に向かってみる。

『ちょ…っ、荷物っ！』

「片付けてその部屋使え」

『鬼』

「んぁ？なんか言ったか？ぁあ？」

『私これ、今日寝れないやつじゃないですか…』

「今日は、とりあえずベッドで、寝ろ」

『どこの？』

「俺のだろ」

『北山先輩は、どこで？』

「俺ここで寝るから」

『私がソファーで寝るから「俺どこでも寝れるし平気。」』

「風呂入って来いよ」

って言われて

『あっ、はいっ！』

お風呂へと向かった。