4話 ページ4
楓くんとたわいない話をしていたらすぐに神威の部屋についた。
楓くんがドアをノックして
楓「団長、楓です」
というとなかから元気そうな「入ってー」という声が聞こえた。
「失礼します」と言って入った彼の後に続いて私もゆっくりと入る。
神威はベッドで寝転がってこっちを見あげていた。
神威の瞳が私を捉えた瞬間に彼は表情を変えた。
神威「…お前もいたんだ。」
『…書類が終わったので届けに来ました。』
神威「やっと終わったんだ。書類くらいでこんなに時間かかって。ホントノロいね。」
神威の私を見る目は蔑むようで冷たくて、はっきりいって怖い。
そのまま彼は勢いよく奪い取るように私から書類を受け取った。
なんて答えればいいのか、ここは謝った方がいいだろうと考えていると女の子特有の高い、可愛らしい声がその場に響いた。
まりあ「神威ってば冷たい〜♡ AさんだってAさんなりに頑張ってるんだからそんなひどい事言わなくてもいいじゃない〜」
茜さんは神威のベッドの上にいたようで、丁度私の位置からは見えずいたことに驚いた。
神威「…まぁさっさと出てって、A。あと楓はちょっと残って、話したいことがある。」
楓くんは、私の方を優しく見つめると「はい」と返事をした。
私は覚束無い足取りでドアに向かって歩きゆっくりと頭を下げて「失礼しました」と言って部屋をあとにした。
名前 まりあ
種族 夜兎
身長 155センチ
神威のことが大好きな女のひとり。取り巻きの中で1番神威の近くにいさせてもらっている。
神威の前ではAに優しく振舞っているが誰も見ていないところでは他の取り巻きと殴る蹴る罵るといった行動を繰り返している。
Aのことが大嫌い。
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リヲん - 続きが見たいです(>_<)面白いですね! (2017年8月10日 21時) (レス) id: 53c7e05c46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:香緒 | 作成日時:2017年7月21日 23時