Liar Smile！６ (ページ48)

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91-3 (you) 愛しい人ページ48

「お前･･････昨日も思ったけどちゃんと食ってる？俺も細いけど、結構余裕あんな。」

ジヨンのパーカを着る私を見て

「昨日もって言わないでよ！//// 」

「だって昨日見たし。」

「なんでそうデリカシー《失礼します、ジヨンさん。》

また性懲りも無くからからかってくるジヨンに
デリカシーが無いと怒ろうとした瞬間

部屋に響くノック音と女の人の声で

(････････････あ！！！！！)

昨日の事が頭に過ぎる。

この家に、ジヨンの家に来た時に
女の人が居て使用人だから気にするなと
そう言われたのを思い出した。

「入っていい、何か用？」

《おはようございます。朝食のお時間は過ぎたので昼食は如何致しますか？》

「Aは腹減ってる？」

「ううん･･････じゃなくて！ジヨン！」

「あ？」

「この状況、どう考えても変でしょ！まずいでしょ！(小声) 」

部屋に入ってきた女の人は
私と目が合うとニッコリ微笑んで
ジヨンはこの状況をなんとも思ってない風で
お腹は減ってるかなんて聞いてくる。

そんな状況に私は小声でジヨンに耳打ちすると

「A、うちの使用人のソン･ウナ。ウナ、こいつは俺の。何か、気になる事あるか？」

ウナ『初めまして、Aさん。クォン家の使用人、ソン･ウナと申します。いいえ、特にはありません。可愛らしいお嬢様をお見つけになられましたね？』

「は、初めまして ; ; ; (これ、会話成立してるのかなぁ。ホントに･･･間違ってないの、これ。) 」

ジヨンは雑に紹介すると
使用人というウナさんもまた
この状況をなんとも思っていないみたいに笑った。

そして何より、やっと冷静になってきた私は

(という･･････使用人がいるってどういう事？昨日はそれどころじゃなかったから気づかなかったけど、ジヨンの部屋も広い･･･まさかの･･･)

「ジヨンってお坊ちゃま？？？」

「お坊ちゃまとか言ってんじゃねぇよ。」

使用人の登場、
それに20畳くらいあるジヨンの部屋の広さに
改めて気づいたんだ。