Liar Smile！６ (ページ33)

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87-3 (スンリ) 消えた記憶と罰ページ33

ジル『あれからうちの連中があっちの領域で暴れてるらしいけど、五分五分って所か。クォンから仕掛けてくる気は無いらしい。』

『まぁ、好きにやらせとけ。いずれは俺がやる。』

あれから＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

縄張り争いが始まった。

って言っても

向こうからこっちに侵入する形跡はなく

うちの連中が馬鹿みたいにあっちで暴れてる。

(冷静で冷酷。来るもの拒まず、去るもの追わず･･･か。噂通り、この争いには興味なしって所か。)

ジル『それと･････････俺のトラップに引っ掛かった。誰かが(･･･)俺達を調べてる。』

『クォンか。』

ジル『まぁ、クォンの命令であのヨンベとかいう男が調べてるみたいだな。情報通らしい。で、あともう一つ･･････』

『まだ何かあんのかよ。』

ジル『あの女････キム･スジがAと接触した。』

ジルの言葉に寝転がってた俺は
勢いよく上半身を起こし

ジル『お前とAの幼馴染･･･だったな。』

『チッ･･････あいつ。あれ程、二度と関わるなって言ったはずなのに。』

ジル『そのキム･スジが境界線近くでクォン達と一緒らしい。』

『！！！！！』

ジル『･･････どうする、ボス。』

『ボスって言うな。行くぞ･･･』

ジル『いいのか、お前が直接動いて？クォンはある程度のAの過去を知ってる。察しがいいアイツは気づくぞ･･････お前とA『知ったからって何が出来る訳でもないだろ。Aは俺を知らない。』･･････了解。』

俺の言葉にジルはほんの少しだけ

悲しそうな顔を一瞬浮かべ

バイクの後ろに跨った。

急いで向かった先では

スジ『発･････作？あなた達、じゃあ･･･知ってるんだね、全部。』

「全部？何の話だよ、全部って。」

スジ『Aが･･･！？！？』

ジル『何か、取り込み中･･････？』

間一髪＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

(ベラベラ喋りやがって･･････)

スジの口を塞いだのはジルで

『こんな所で･････堂々と浮気か。クォン･ジヨン。』

「だとしたら･･･お前に許可が必要か？イ･スンヒョン。」

＿＿＿＿俺を見て敵意剥き出しのクォンがいた。