検索窓
今日:6 hit、昨日:15 hit、合計:14,770 hit

80-2 (GD) 悪魔の囁き ページ11

その瞬間______________




〈パンッ・・・・・・〉




ヨンベ『チェリン!何やって『Aの痛みはこんなもんじゃないでしょ。』







周りの足を止めるくらい
頬を叩く音が響いて






チェリン『あの頃・・・・・・あの子が手を差し伸べてほしかったのは・・・それが出来たのはアンタだけだったのに。でも過去は過去。アンタも・・・もう前を向きなさいよ。』






そう言ってAが歩いて行った方へ歩き出す。







ヤンゲン『あーあ。カッコイイ女だわ、ホント。俺らより余っ程強いと思わん?』







ヤンゲンは感心したようにそう言って






ヤンゲン『まぁ、そういう事だからAの事は俺らに任せなさい ♪ 』







チェリンの後を追い







ヨンベ『ごめんね、いきなり痛かったよね。でもチェリン、あの子はAの事、凄く大事にしてるからさ。きっと・・・・・・許せなかったんだと思う。当時の二人の関係は俺達には分からないけど、君も君で苦しかった事・・・・・・きっといつかAも分かると思うから。時間が必要なんだよ、きっとね。』







ヨンベは優しい言葉を掛けて微笑み








『ッ・・・・・・・・・ごめ・・・なさっ・・・ヒクッ・・・ごめん・・・』








俺達もその場から歩き出した。









あの女はあの女で_____________






ずっと後悔をしながら歩き続けていたんだろう。


自分を守る事で精一杯だったんだと思った。




なぁ、A。




あの涙は俺達には心の底から本当に



後悔してるのが見えたんだ。





_______お前はそれでも許せないか?








楽しかった記憶も








______________あった筈なのに。









.









.









.







だけどそんな考えは俺が甘かったのかもしれない。






チェリン『っ、A!!!ねぇ!!』


ヤンゲン『チェリン!いいから、救急車呼べ!!』







後から追いかけた俺の目に写ったのは





「A・・・・・・?Aっ!おい、何がっ」





騒がしい人集りの和の中から
必死なチェリンとヤンゲンの声が聞こえて
人を掻き分け奥へ進めば





そこには地面に横たわるAがいて




その横で必死に体を揺するチェリンと
声を掛けるヤンゲンの姿があって





ヤンゲン『ジヨン!!』


チェリン『息・・・・・・っ・・・してな・・・』




俺は考えが甘かったんだと後悔したんだ。

81-1 (GD) 失いたくない→←80-1 (GD) 悪魔の囁き



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
149人がお気に入り
設定タグ:ジヨン , BIGBANG , GD
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Miii | 作成日時:2020年9月2日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。