Liar Smile！２ (ページ8)

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16-3 (俐久) 守りたいものページ8

昔から仕事仕事の両親。

家にいる事なんてほとんど無くて

海飛『何が気に入らない？いつまで･･････子供のつもりなんだ、俐久。』

『うるせぇんだよ。そっちこそ、いつまでも親代わり気分でいる気な訳？俺に構うな。』

口煩い海飛が俺や奏多、Aの親代わりだった。

海飛を睨みつけて家を出ると

奏多『荒れてんね、最近。』

『別に荒れてねぇし。あいつがいつまでも世話妬くから腹立つんだよ。』

奏多『よく言うよ、最近いい噂聞かないよ。俺には関係ないけど･･････Aに心配かけるのは止めたら？』

俺の後ろをついてきた奏多にそう言われ

(どいつもこいつも･･････イラつく。)

『A、Aってシスコンは二人いれば充分だろ。』

苛立ちは増すばかりだった。

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.

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《りっっっくーん ♪ 今日、うち来ない？》

『一々、ひっつくなよ。』

《冷たいなぁ～････今日は親いないよ？(ボソッ) 》

首にまとわりつく細い腕も

甘いシャンプーの香りも

嫌いじゃない。

昔から女には好かれた。

『ふーん･･････そんなにめちゃくちゃにされたい？』

《･･･っ･･････ ///// 》

体を反転させて唇を奪って

(イチコロだな･･･)

怪しく微笑む。

《おーい、俐久。お取り込み中悪いけど･･････お客さんだぜ。》

《〇高のヤツら。》

《この前やった連中の頭だって(笑)懲りないねぇ～、俐久に勝てっこないのによ。》

《どうする？》

『どうするも何もわざわざ来てくれたんだ。遊んであげないと(････････)･･･だろ？』

首にまとわりついた腕をどけて

騒がしい仲間の前を歩く。

「やめ･･････ｯ･･･」

『止めろ･･････？面白いね、お前。自分からヤラレに来たくせに。』

《あーあ･･･キレちゃったよ、俐久のヤツ。》

《誰か止めろー。》

人を殴る感覚が

拳に走る痛みが

この苛立ちを解放させてくれた。

- 何が気に入らない？いつまで･･････子供のつもりなんだ、俐久。-

(何が････？そんなの･･･俺が知りてぇよ･･･)

もう自分でも分からなかったんだ。