Liar Smile！２ (ページ38)

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23-1 (you) 揺るがない想いページ38

担任『やっぱり･･････お前だけか ; ; ; 』

「はい ; ; ; なんかすみません (苦笑) 」

集合場所の出発地点で
他のクラスが和気藹々とする中で
１－Ｄだけはポツリとわたしと担任の教師だけ。

担任『いや、幸田が謝ることじゃない。それより、先生は中間地点に行かなきゃならないんだが･･････独りで平気か？他のクラスの女子もいるし、どこかのグループと一緒に来なさい？』

「(他のグループ･･･か) はい ♪ 」

後でと言って担任は行ってしまい

周りを見渡せば、数少ない女子達は
固まってグループを作ってて･･････

《見ろよ、あれ。Ｄ組のヤツだろ？》

《１人だけじゃん ; ; ; 》

《でも結構可愛くね？/// 誘っちゃおうかな～》

《馬鹿、やめとけよ！あのＤ組だぞ？何かあったらバックにはあの連中がついてんだし･･････》

《だよな～ (苦笑) 》

ヒソヒソ聞こえる声と集まる視線は

(なんか･･････この感覚似てるなぁ。)

中学時代を思い出させた。

他人事の言葉も哀れな視線も

- うわ･･････やばくない？-

- 誰か、先生呼んできてよ･･･ -

- やだよ･･･関わったらうちらが何されるか･･･ -

誰も助けてくれないと知ったあの頃に
タイムスリップした気がした。

スターターの合図で一斉に歩き始め

(別に平気だけどね、独りには慣れてるし･･･)

長い長いゴールに続く道を進み始めた。

.

.

.

ただその場をやり過ごせばいいと

一番最後尾を歩きながら

(おー･･････星キレー･･･)

空を仰ぎながら輝く星を眺める。

(ご飯の用意は心配しなくていいって言うから何も作らずに来ちゃったけど･･････かなちゃん大丈夫かなぁ ; ; ; 俐久は仕事だし、海飛兄は接待で夜遅いって言ってたっけ。)

不意に家で独りのかなちゃんが心配になり
速度を落として周りと距離を置いて
携帯をポケットから取り出した瞬間･････････

？《な～にしてんの？独りぼっちで。》

「････････････え？」

？《この前はど～も。》

肩を抱かれたと思えば

周りには数人の男がいて

その顔には見覚えがあった。