Liar Smile！２ (ページ35)

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21-3 (you) 嫌いなヤツページ35

俐久『出前いいねぇ～ ♪ 海飛の奢りな？(笑)｣

海飛『たまには払えよ、お前は。で･･･奏多はまた充電してるのか、それ。』

奏多『うん。』

(いっつも思うけど、この兄達の会話は成立してるのか･･･疑問なんだよなぁ ; ; ; )

出前と聞いてテンション上がる俐久に
私にひっつくかなちゃんを見て
普通に【充電】と言う海飛兄に
恥ずかしげもなく返事するかなちゃん。

三人共、180°性格が違ってるのに

海飛兄『Aは何が食べたい？』

俐久『お前は何食う？』 (同時)

奏多『Aは何、食べる？』

こういう所はそっくり。

海飛『どうした？』

「･････････なんか嫌な事吹き飛んだなって。」

奏多『･････････』

そんな光景にふと本音が漏れて

(あ･･････)

「嫌な事って別に『なら良かった。』

慌てる私に海飛兄はそう言って

俐久『たかが出前で簡単でいいな、お前は(笑)俺なんて毎日嫌な事だらけだってーのに。』

奏多『俐久の嫌な事なんてどうせ女絡みでしょ。』

俐久は私を馬鹿にして
その俐久をかなちゃんが馬鹿にする。

私はいつも･･････三人の兄に救われていた。

海飛『ほら、早く選ばないと俐久が勝手に決めるぞ。』

「･･････それは嫌(笑)俐久が選ぶとしたら唐揚げのあるお弁当屋さんになっちゃうもん！」

- 笑ってりゃいいってもんじゃねぇーよ。-

あんなヤツに言われなくたって

そんな事分かってるんだ、私だって。

クォンジヨンの言葉は

私の痛い部分ばかり突いてくるから

(嫌いだ･･････あんな男。)

もう、二度と関わりたくなったんだ。