Liar Smile！２ (ページ20)

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18-2 (GD) 拒絶ページ20

《うるせぇ～、朝から。つか、お前関係なくね？担任がまだ来てないからホームルームできませーん。》

《俺らより、教師の指導したらどーよ？(笑)》

煽るようにそう騒ぎ出す周りに

(はぁー･･･面倒くさ。)

教師『っ、クズが。お前らのような奴らがいると迷惑なんだよ。他の生徒も、私達教師も、世間からそういう目で見られるからな。』

案の定、キレ出す始末。

《あぁ"！？もういっぺん言ってみろよ！》

《教師でも手加減しねぇーからな。》

教師『ほら、見ろ。気に入らないと直ぐに暴力か？動物以下だな･･････目障りだ。』

《て･･･めぇ･･･っ！》

一触即発の空気に仕方なさそうに
ヨンベが俺を見つめるから
止めに入ろうとした瞬間･････だった。

〈バンッ･･･〉

昨日のデジャブのように机を叩く大きな音に

視線が集まるのはやっぱりあの女で

「先生･････････が生徒に向かって目障りはないんじゃないですか。」

教師『っ･････････幸田、お前か。あの幸田俐久の妹なんだってな？兄が兄なら妹も同じか。Ｄ組に入るくらいなんだ、お前もどうせ中学から素行に問題あったんだろ？』

「おい、アンタいい加減「だったら･･･なんです？」

怒りの矛先が変わった野を見て
止めに入るのにそれを止められる。

睨むわけでも

怒りをぶつける訳でもなく

「先生のその目の方が･･･よっぽど目障りですよ。もう自分のクラスに行ったらどうです？」

教師『な･･･にっ･･･』

「だってほら･･･担任の先生が来ましたから ♪ 」

嘲笑うように微笑んで

教師の後ろでたじろぐ担任を指差したんだ。

その言葉に唇を噛んで出ていった教師を尻目に
女は何事も無かったように席につき

担任『え･･････と、今日のホームルームは･･･』

周りの連中はざわついたまま。

あの教師はどうやらアイツの地雷を踏んだらしい。

ヤンゲン『いいねぇー･･･なぁ、ジヨン？』

「･･････俺に聞くな。」

ヤンゲン『ふーん？なら俺が狙ってい？』

「勝手にしろ。」

ヤンゲンはまた俺で遊ぶようにそう呟いて
楽しそうに鼻歌交じりだった。