Liar Smile！２ (ページ19)

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18-1 (GD) 拒絶ページ19

ヨンベ『ねぇ、昨日あれからどこ行ってたの。』

朝からそんなヨンベの追求に

(絶対来ると思った。)

無視しながら歩き続ける俺。

ヨンベ『･････････で、教えてもらえたの？』

「は？」

ヨンベ『あの店に幸田の事、お兄さんに聞きに行ったことくらい分かってるよ。収穫あった？』

(･････････なんでこいつはいつもこうなんだろ。俺の事なんてなんでもお見通しってか。)

「いや･･････なんも。」

ヨンベ『まぁ、そうだろうね。妹の事をベラベラ喋るように見えないし。』

無駄な抵抗は止めて素直に返事をすると
そう呟いて、ため息をつく。

ヨンベの言う通り
あの男の気が向く事はないだろう。

あれは俺が一部終始を見た事を
アイツに言わなかったから･･･
礼みたいなもんで

ヨンベ『あ･･････噂をすれば･･･』

「････････････」

話す気なんてサラサラない筈。

噂をすればと言った視線の先には
校門の前で立ち竦む姿の女の背中で
その足元は揺れていた。

気がつけば俺は･････････

その腕を掴むと

反射的にその手は払われて

振り向いたその顔は恐怖が見えたんだ。

腕を掴んだのが俺だと(･･･)認識すると

その表情は困惑するから

「･･････突っ立ったまま寝てんのかと思ったわ。」

当たり障りのない言葉を投げつけた。

.

.

.

教室につくとそのすぐ後ろから

「あ、チェリナ ♪ おはよ！」

まるで何事もなかったように笑いながら
教室の橋に座るチェリンの元へと駆けていく。

ヤンゲン『最近、遅刻しないでくるな。hh 』

「･･････面白いか、ヤンゲン。(冷) 」

ヤンゲン『面白いに決まってんだろ？kk 』

(どいつもこいつも･････････)

俺で遊ぶのが楽しくて仕方ない
ヤンゲンの笑みを睨みつけて
適当に席につくと

教師『お前ら、席つけ！とっくにチャイム鳴っただろう！』

俺らＤ組を目の敵にしている教師が
怒鳴り散らしながら教室に入ってきた。