Liar Smile！２ (ページ1)

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14-1 (GD) 違和感の理由ページ1

ヨンベ『どういうつもり？さっきの。』

「何が？」

ヤンゲン『ウザイよってやつ。お前がわざわざ忠告するなんて、ありえないだろ？人に興味ないジヨンは、敵意以外は無関心の癖に。』

ヨンベとヤンゲン。

二人に挟まれ

- お前、浮いてるから。あんまり俺らに構うなよ。アイツらをノせた気でいるだろうけど･････学校の行事なんかに参加する気サラサラねぇから。-

- ウザイよ、お前。 -

自分の言葉が頭の中で反響する。

ヤンゲン『らしくないんじゃん、お前が誰かに関心(･･)持つなんて。』

「別に持ってねぇよ。」

ヨンベ『ならなんで、わざとあんな事言ったの？』

ヨンベの返答に言葉が出ない。

別にわざとって訳じゃない。

ただなんとなく････････

「関わらねぇ方がいい気がしたんだ。」

ヨンベ『え？』

「なんでも･････ない。」

あいつに関わると乱される気がしたんだ。

俺の一番心の奥底で隠してきた心が･･･。

.

.

.

ヤンゲン『腹減った～。何食う？』

「アイスコーヒー。」

ヨンベ『またそうやって･････なんか食べなよ。ホント、食細いんだから。』

ヨンベの言葉に仕方なくメニューを見た瞬間

ヤンゲン『あれ･････幸田じゃね？』

ヤンゲンの言葉にメニューから視線を外す。

あの女よりも幼く見えるパンツスーツの
地味な女と店に入ってきて

俺らと１列挟んだ場所に通されても

まるで周りが見えていない。

そこには学校で見せる笑顔はなく
無表情のあいつがいた。

ヨンベ『深刻な･････話かな。』

「どうでもいい。さっさと注文しようぜ。」

ヨンベの不安は的中したのか
聞こえてきたのは酷く冷たい声で

見た事のある筒をあいつの前に差し出す地味な女に

「困るんですよ。そんなもの持ってこられても。私は先生を恨んでないし、あの当時･････たまたま担任になったのが貴方だっただけで実際もっと前からでしたから。」

突き放すような言葉が聞こえてきた。