Liar Smile！１ (ページ22)

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7-2 (you) 悪魔の微笑みページ22

そんな事を考えながら
彼を見つめていると

ヨンベ『あのさ、ここ･･････今からジヨン来るけど。』

少し言いづらそうにそう言うから

「え･･････最悪！」

思わず本音が漏れる。

ヨンベ『･･････ハハッ』

「･････････？」

そんな私に今度は砕けた笑い方をするから
思わず首を傾げると

ヨンベ『ごめん。hh あまりに素直な反応だったから、つい。kk 』

「あー･･･よく言われるの。hh 顔に出やすいし、思った事言っちゃうから。」

ヨンベ『いいと思うよ、素直で。ごめんね、ジヨンが･･････迷惑でしょ？』

「うん、物凄く (キッパリ) 」

私の言葉にまた笑って身体を震わせ
お腹を押さえる姿に私も自然と笑った。

「ヨンベ君って･･････なんか違うね。」

ヨンベ『ヨンベでいいよ。違う？ジヨンと？』

「クォンジヨンとも、クラスの男子とも違うなぁって。」

ヨンベ『よく言われる。でもそんなに悪いヤツらじゃないんだ。ジヨンも･･････ね。誤解しないであげて？』

「誤解･･････してる訳じゃないよ。表ではいい顔して裏では･･････最低な人間もいる事知ってるし。」

ヨンベ『幸田･･･？』

不意に出た言葉に我に返って

「教えてくれてありがと。クォンジヨンが来る前に避難するよ、じゃあ。」

屋上を後にしようとすると

ヨンベ『･････････それ、うちのＤ組のヤツらはみんな知ってるよ。』

「え？」

ヨンベ『確かに馬鹿でどうしようもない連中だけど･･････そういう部分では信用できるから。それだけは覚えておいて？』

そんな優しい声が聞こえて
私はギュッと締め付ける胸の痛みを
見ない振りしたんだ。