Liar Smile！１ (ページ21)

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7-1 (you) 悪魔の微笑みページ21

「･････････なぁ、お前さ。俺の女にならない？」

「････････････はぁ！？」

綺麗な顔で悪魔のような笑みを浮かべ

囁く声は甘い罠のよう･･････

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- ･･････無理です、嫌です、ありえないです。(棒読み) -

- ふーん･･･そんなにあの男がいい？-

- (あの男･･････？あ、俐久の事･･･ホントに彼氏だと思ってる訳か。) アンタに関係ないでしょ。-

- じゃあ･･････奪っていい？-

- は？ -

- 夢中にさせたら･･････ごめんね？-

「どっから･･････来るんだその自信はーーー！！！！(in 屋上から雄叫び) 」

朝っぱらからナンパ野郎のクォンジヨンは
そう言って妖しく微笑みを浮かべ

- なぁ、放課後どっか行く？-

- 行かない。-

- 連絡先は？-

- 携帯持ってない (大嘘) -

- Aって呼んで･･･ - 呼ぶな -

隣の席でずっとその調子だった。

昼休みになり逃げるように
屋上へ来て今に至る。

「なんなの･･････あの男は･･･ ; ; ; 」

深いため息を漏らして
その場に座り、空を仰ぐ。

(雨･･････止んでよかった･････)

慌てて教室を出たせいで
お昼のお弁当を持ち忘れた。

そんな時、ポッケの中の携帯が震えて

海飛今日も遅くなりそうだ。多分夜中になるからちゃんと戸締りしろよ?

「最近、残業多いなぁ･･･海飛兄。」

そんな内容にまたため息が出た。

(海飛兄の仕事人間は、ママとパパ譲りだなぁ･･･きっと。)

？『あれ･･････幸田？』

〈バッ！！〉

「え･･････と･･････」

そんな事を考えてる私の名前を呼ぶ声に
勢い良く振り返るとクラスの男子がいて

『ああ、俺はトン･ヨンベ。ごめんね？急に呼んで。驚かす気はなかったんだけど。』

「ううん！(優しい顔して笑う人だなぁ･･･) 」

あのクラスには似合わない笑顔が向けられたんだ。

(ヨンベ･･････かぁ。そういえば昨日もクォンジヨンと一緒にいたかも。)