4-5 (GD) つまらない日常 ページ15
結局、そのまま授業をサボり
既にもう空は真っ暗。
一旦着替えて適当に集まり
ヤンゲン『あ、あの店行こうぜ。あそこなら煩く言われねぇし。』
《いいねぇ〜 ♪ 朝まで騒ご！》
最近見つけた穴場に向かった。
学校でも外でも馬鹿ばっかやって
夜な夜な何をするわけでもなく戯れる。
周りの大人の視線は痛々しく･･･
《見てんじゃねぇよ！！！！》
まるで腫れ物に触るような視線で俺達を見る。
俺達はいつもイラついてた。
世の中に、大人に･･････。
ヨンベ『ねぇ、ジヨン。あの女の子の事だけど･･･「いらっしゃ･･････い･･･」
ヨンベが俺の後ろで何かを言いかけて
店の扉が開いた瞬間
聞き覚えのある声に目線を前に移せば
驚いた顔の次に明らか嫌そうにするのは
「よく会うな、俺ら。」
「っ･････････なんでここに･･･」
あの女の姿だった。
長い髪を一つに束ねて、白シャツに黒のダブリエ。
明らかに店員の格好をしてて
《あれー？うちのクラスの奴じゃん？？》
《あ！！今日来てた女か！！かっわいーねぇ ♪ 》
《この店で働いてんの？俺ら最近常連なのよ〜》
絡み出す男達にため息を漏らした女は
「こんな店で働いてるなんて意外と「あんた達、未成年でしょ。お酒は出さないから。」
《･････････あぁ"？》
そう言っ真っ直ぐ俺らを見つめる。
《強気な女は悪かないけど･･････あんまり調子に乗ると後悔するよ〜？hhh 》
《口の聞き方には気をつけろ。》
《つか、ウザイわ。》
そんな女の横を通り過ぎ、勝手に席につき
《とりあえずビール５と･･･》
「出さないって言ってるでしょ。」
バンッ！！！！
《出せって言ってんの･･･聞こえねぇの？》
断固として譲らない女に
脅すように机を叩いた瞬間
「おい、やめ『何か問題？』
奥から出てきたのは
ここに良くいる店員が出てきて
にこやかな笑みを浮かべて
《人数分のビールくださーい。》
《この店員の教育どうなってんの？客に対して態度でかいんだよ。》
『あー･･･悪い。用意するから。』
「は？ちょっと俐久！！」
女の腕を引いて連れていった。
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作者名：Miii
| 作成日時：2020年4月15日 12時
