･ ページ10
「はじめまして！神村学園から来ました福田師王です。」
元気よく挨拶した本日の主役。
やはり写真の通り塩顔でAの好きそうな顔。
「飛行機はどうだった？長旅だったけど大丈夫だった？」
「はい！全然平気でした。寝てたんで5分で着いたっす」
なんとも大雑把な性格が顔から滲み出ている。
厄介なのが師王がAのことを応援しているってことだ。
尊敬してますとかなんとか言っちゃって甘やかされる未来が見える。
「うわ！神崎Aくんですよね？俺めっちゃAくんに会いたかったんっすよ！」
馴れ馴れしく抱き合う2人。
「マジで？高校生で俺のサポーターとかいるのね。もっと上手い海外選手もいるのに」
「Aくんだからいいんすよ！足技が神がかってて最高っす！」
なんだか照れるねと、
嬉しそうに俺の顔を見る。
「良かったな」
その顔を見ると文句も言えず俺も笑っとく。
師王がチームに来てからまる1週間が過ぎた頃……
「そう言えばドイツ観光とかもうしたの？」
「そう言えばまだです」
ということで開かれた福田師王歓迎会。
この日は俺の怪我の検査があったので夜の部に参加する。
会場はもちろん主催者のAの家。
高校生が食べそうなお菓子を家から引っ張り出し持っていく。
「遅くなってごめんね」
「お疲れ様滉くん」
Aたちはお昼にドイツを観光してきたらしくて2人でその話で盛り上がっている。
「どこ行ってきたの？」
「うーんとね、俺のおすすめのショッピングモール！」
「有名観光地とか行かなかったの笑？」
自分がよく行くショッピングモール教えて何すんのよ笑。
もっと案内してやればよかったのに。
「でもあそこも行きましたよね」
「あそこの聖堂ね」
ここから1番近い聖堂といえばケルン大聖堂だな。
俺もAと行ったことがある所だ。
「ドイツとかって聖堂とかが多いですよね。なんで？」
「考えたことないよそんなの笑。」
「日本でお寺とか神社が多いのと同じ感じじゃない？」
俺も考えたこと無かったな
Aがいないと聖堂なんで行かないし
「師王今日何食べたい？」
「なんでもいいっすよ！Aくんの得意料理食べたい」
「おけ。任せて」
師王ずるいな
Aの得意料理を作ってもらうなんて。
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かんざき(プロフ) - さとうさん» そう言ってもらえて嬉しいです！ありがとうございます。奥さんに内緒でみんな恋愛させてます笑笑 (8月1日 23時) (
レス) id: 5412be5dc6 (このIDを非表示/違反報告)
さとう - 純也くんの奥さんがいるのに秘密な恋をしてる感じ…いい！ (8月1日 20時) (レス) @page16 id: 49f8a58ef1 (このIDを非表示/違反報告)
かんざき(プロフ) - 🫨🫨🫨さん» ほんとですかああ！！読み返して貰えてたなんて嬉しすぎます！！ちょうどキリが良かったのでここで完結したんですがまたいい話が思いつきましたら書かせてもらおうと考えています笑。このようなコメント本当に励みになります！！！ありがとうがございます！！！ (2023年4月23日 1時) (レス) id: 5412be5dc6 (このIDを非表示/違反報告)
🫨🫨🫨 - うわああああ！！良かったです！！ほんっとうに自分好みの小説すぎました、、、！暇さえあれば読み返しあさる、という行為を何度したことか、、、！！終わってしまうのは残念ですが、またこのような作品を作ってくれるよう期待しています！もっと見たい！！ (2023年4月22日 23時) (レス) @page23 id: b6179e7ee4 (このIDを非表示/違反報告)
かんざき(プロフ) - 🫨さん» コメントありがとうございます！そう言って頂きとても嬉しいです。更新喜んでもらうためにも頑張りたいと思います🫶🏻🫶🏻 (2023年4月2日 18時) (レス) id: 5412be5dc6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かんざき | 作成日時：2023年1月29日 19時
