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夕食の時間になる。
自分が好きな料理をお盆に乗せ空いている席を探す。
俺がいつも座っている席に、先程の不貞腐れていた金髪を見つける。
「隣いいですか？」
純也くんの機嫌は相変わらずでムスッとしている。
この人YESもNOも言ってくれないので、もうズカッと隣に座ってやった。
猫背でお皿を抱えるように食べている背中にちょっかいを出す。
「みんなまだいただきますしてませんよ。先に食べたらダメじゃないですか純也くん。」
「…………」
「聞いてます純也くん？」
だめだ、無反応……
「さっきからどうしたんです？」
俺がなにか怒らせることでもしてしまたのだろうか、心配になりつんつんと腕をつついてみる。
「触んないで」
ぶすっとそっぽを向かれてしまう。
あちゃー、こりゃめんどいことになった。
純也くんの機嫌を直すのは苦難の技。
1度こうなったら手強くて全てのことをフル無視しするんだから困ったもんだ。
何を話しかけてもスルー状態なので俺もお手上げです。
しまいには俺の隣が嫌だったのか、
席を立ち拓実くんの隣へと座り直してしまった。
え、俺なんかした感じですか……？
「A大丈夫？」
そんな純也くんを見兼ねた酒井くんが俺にコソッと話しかけてくれた。
「あれね、俺に怒ってんだよ純也。」
うちの純也がごめんねと、困ったように笑う。
「え、なんで？笑」
いやいや、全然意味分かんないんですけど！
なんで酒井くんに怒ってるのよあなた
「最近俺がAと何かと一緒になることが多かったからそれで怒ってるんだと思う。好きな子に意地悪したくなる男子の気持ち的な感じだよ」
「……そうなんですか、」
よく分かったな酒井くん。俺には全く理解不能。
さすが伊東純也専用王子様。
「純也のことだしそのうち機嫌直るから安心して」
ポンと肩に手を置いて大丈夫だと言う酒井くん。
酒井くんが言うなら大丈夫なんだろう。
夕食が終わりホテルの部屋に戻る。
明日も練習が朝早くからあるのでシャワーを浴びてすぐに寝よう。
23時過ぎ、
お風呂から上がり歯を磨いていたらドアの方からコンコンと鳴った。
「……A、開けて」
こんな時間に来るのは純也くんしか居ないだろう。
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かんざき(プロフ) - かむかむさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです。リクエストご期待通りに仕上がるか分かりませんがちょっくら書いてみたいと思います！待っていてください (2023年1月27日 22時) (
レス) id: 5412be5dc6 (このIDを非表示/違反報告)
かむかむ - 雷雷､とっても面白かったです！リクエストが可能かは分かりませんが､こんな感じのお話を17番さんで見てみたいです！ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 824bd81ecb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんざき | 作成日時：2023年1月17日 17時
