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「暇なんて無かったのに何処で見つけたの？その子」
腕を組み滉くんに問いただす。
「スタジアム笑」
スタジアムだと？
「俺のこと昔から応援してくれてるらしくて」
ただの滉くんの顔ファンじゃんそれ！
軽い女だよ絶対。やめときなよ
滉くんに優しくされてホイホイついてきた女なんだよ！
「会ってまだ1週間ぐらい」
「えっ待って、会ってまだ1週間しか経ってないのに彼女にして家に上げてるの？」
ガチだるいんですけど
滉くんも滉くんじゃん。
俺そういう滉くんの軽いところ嫌い！
分け隔てなく誰にでも優しくできるところはいい所だけど、
後先考えずに手を伸ばしちゃうからわけわかんない人がついてくるんだよ？
「Aさんにいい人紹介しましょうか？私のお友達にAさんに会いたいって言う子が居るんですよ」
なんだこいつ
俺の事馬鹿にしてんの？
この人に対して拒否反応が出てきて眉間に皺がよる。
「俺は会いたくないから」
そうキッパリと断る。
いくら滉くんの彼女だからといって優しくなんてしてやんないぞ！
跡つくよと、滉くんの冷たい手が眉間に触れる。
顔に出やすいのもいい加減治さなきゃいけない。
わかってるけど滉くんといると察してもらいたくてついつい顔に出てきてしまう。
「俺帰る」
この空気もそろそろ耐えられなくたって来たので荷物をまとめる。
「もう帰るの？早くね」
「もう帰るの。シャンパンやっぱり返して？1人で飲むから」
冷蔵庫を勝手に開け、中に入っているシャンパンを取り出す。
「A、」
「俺だってその気になれば彼女の1人や２人作れるし。作ってこなかったのは滉くんが居たから！」
感情が高ぶって目の節が熱くなるのを感じる。
なんで俺こんなに大人げないんだろう。
「ごめん滉くん……」
踵を返して玄関へと向かう。
「ちょっと待ってよ」
後ろから滉くんが後を追って来るのが分かる。
「何がダメだった？」
ねえと、
肩を捕まれ壁に押し付けられる。
「痛い。離して」
「何が気に入らないの？」
毎回俺がこの態度を取ると聞いてくる質問。
学生の時から彼女が出来れば俺に感想を求めてくる滉くん。
→
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かんざき(プロフ) - かむかむさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです。リクエストご期待通りに仕上がるか分かりませんがちょっくら書いてみたいと思います！待っていてください (2023年1月27日 22時) (
レス) id: 5412be5dc6 (このIDを非表示/違反報告)
かむかむ - 雷雷､とっても面白かったです！リクエストが可能かは分かりませんが､こんな感じのお話を17番さんで見てみたいです！ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 824bd81ecb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんざき | 作成日時：2023年1月17日 17時
