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「碧もうお風呂入ったかな？」
俺そういえば碧と同じ部屋だったっけ。
「あー部屋変えてもらった。」
「はい？なんで」
びっくりして聞き直しちゃったよ笑。
律が滉くんの部屋だったはずなのに。
「別に俺は碧と同じ部屋でいいよ？」
変える必要なんてない。
俺のわがままで滉くんたちに気を使わせるのも嫌だし、
「俺が、Aと一緒の部屋が良かったの」
ダメだった？
恥ずかしそうに聞いてくる。
「俺も一緒が良かったけど笑」
ダメだ、口が緩んでしまう。
可愛いかよ！
「今日の滉くん俺より年下みたい」
ぎゅっと俺の手を強く握る滉くんは好きなおもちゃを離さない子供みたい。
「心配だったから仕方ないでしょ」
「それは俺が迷子になったから？それとも拓実くんと一緒だったから？」
「どっちもだけど……」
あの人がAのこと狙ってたのなんとなく気づいてたから、とボソッとつぶやくのが聞こえる。
横を見ると寒そうに震える滉くんとバチッと目が合った。
「嫉妬してる俺かっこ悪り」
柄に合わないなって、
困ったように笑う滉くん
「俺はいつまでもAのかっこいい奴でいたいの」
「滉くんはいつもかっこいいよ」
出会った時からね。
でもちょっと抜けてるところが心配、
なんて言うとくしゃっと頭を撫でられた。
「生意気言うとお迎えの料金取るからね」
「じゃあ俺のお隣さんに払ってもらお」
それは無しとケラケラ笑う。
「Aは何食べたの？」
「ボロネーゼ」
「ミートソースと何が違うのよあれ」
俺と同じこと思っててウケる。
育ってきた環境が一緒だからね。
考えることも同じってか！
「俺も思うそれ笑」
この関係がずっと続いてくれたらいいな。
現状維持。
それが1番いいだろう。
滉くんの気持ちがわかんないとかじゃなくて、
滉くんと同じ気持ちだから。
好きって簡単に言える感情じゃない。
20年以上の想いが拗れに拗れまくってますから。
まだ、
もう少し、
この関係でいたい。
兄弟みたいな存在でも構わない。
俺が滉くんの一番近くにいたいだけ。
滉くんのゴツゴツとした大きな手から熱が伝わる。
この熱のように俺の想いも簡単に伝わればいいのに。
まあ
今日はボロネーゼも食べたし滉くんもかっこよかったから良いか笑
どちらも俺にとってはおいしかった笑！
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かんざき(プロフ) - かむかむさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです。リクエストご期待通りに仕上がるか分かりませんがちょっくら書いてみたいと思います！待っていてください (2023年1月27日 22時) (
レス) id: 5412be5dc6 (このIDを非表示/違反報告)
かむかむ - 雷雷､とっても面白かったです！リクエストが可能かは分かりませんが､こんな感じのお話を17番さんで見てみたいです！ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 824bd81ecb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんざき | 作成日時：2023年1月17日 17時
