･ ページ18
いつものように律とか佑都くんが座ってくるのかなと思っていたら、最近よく見ている金髪が俺の横に座った。
「Aみっけ」
にっと満面な笑み。
「げ、純也くん…」
満足そうに席につき食べ始める純也くん。
みっけって
わざわざ俺の隣に座るために探してたのか、
俺滉くんとの食事楽しもうと思ってたのにこの子のお守りはキツイって！
「いただきます。」
「珍し…。純也くんがAの隣座るなんて」
純也くんの普段しない行動に滉くんが驚く。
この子なんか懐いちゃって大変なのよ！
「あ、A寝癖ついてるよ笑」
「えっまじ？」
後ろの方ではねているだろう髪の毛を物珍しそう触る滉くん。意識してみれば後頭部の一部が上に引っ張られている気もしなくもない。
あー、だからあの時律がよく寝れたなんて聞いたんだ！普段寝癖なんてつけたこともないから、律のやつわざと聞いたんだな
純也くんを起こしてそのまま出てきてしまったから全然気にしてなかった。
くそ、恥ずかしい…
まあ、ボサボサの髪の毛で唐揚げ食べてる純也くんより全然マシか。
「はい、あーん」
純也くんが何かをフォークでぶっ刺し俺の口へと運ぶ。
やらかした。
反射的に口を開けてしまった。
トマトだこれ。
「トマトぐらい自分で食べてください！」
「食べたそうにしてたから」
「してない！」
純也くん自慢の早わざでもう一個トマトをお皿に入れられる。ちょっとーー滉くんたすけて、
この人嫌いな食べ物他の人に食べさせる怪物だ。
ビュッフェなんだから嫌いならお皿に入れなきゃいいのに。
ガキめ！
「5歳児！」
大きなあくびをしている金髪にべーと舌を出して威嚇する。
こうして純也くんの相手をしている俺も大概だけどね
「子供だよ俺は」
眉毛をあげ笑顔を強要してくる笑い方をする純也くん。
あなたその顔好きね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 94人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かんざき(プロフ) - かむかむさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです。リクエストご期待通りに仕上がるか分かりませんがちょっくら書いてみたいと思います！待っていてください (2023年1月27日 22時) (
レス) id: 5412be5dc6 (このIDを非表示/違反報告)
かむかむ - 雷雷､とっても面白かったです！リクエストが可能かは分かりませんが､こんな感じのお話を17番さんで見てみたいです！ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 824bd81ecb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かんざき | 作成日時：2023年1月17日 17時
