弟が無能な訳ない【wrwrd】

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(現在)

pk「...そっか。最初から何かあったって訳じゃないんだ。」

ありがとう、とぴくとは微笑んだ。


その後は適当にゲームして、六時過ぎくらいにぴくとは帰っていった。



utside

ぴくとさんと遊んでから一週間は経って、部屋で本を読んでた。

ふと思い出したのは最近のことで。

前より酷い気がする悪口。

先週はAが怒ってくれて、少しはマシになったと思う。


...やけど、思い出すと、無意識に腕に傷を作っちゃって。

ポケットには小さなカッターナイフも入れっぱなしで。


何となく、苦しくなってきて、何も言わずに外に出た。



Aside

夕飯が出来て、うみを呼びに行く。

ノックして、何時もなら返事が返ってくる。


のに、返事は聞こえなくて。

寝てるのかとドアを開ければ、もぬけの殻。

電話をかけようとしたけど、うみのスマホはそこにあって。

うみのスマホを持って、外に走り出た。


何で、おらんの？

散歩？いや、コンビニに行くだけでも声をかけてくれるわ。


...じゃあ、何処や。

誰か見てないかとスマホを開く。

Limeでグループに送ろうとした瞬間、

電話がかかってきた。

相手は、"クラレ先生"

電話に出たその刹那、

kr「A君！急いで学校方面の交差点に来て！！鬱君が、」

『鬱、はそこにいるんですか？！』

kr「...一応いるよ。いいから、早く！」

電話を切って走り出す。

変に慌てた様子のクラレ先生。

電話から聞こえた人の騒ぐ声。


...何が、って思う前に、そこについた。

パトカーがいて、ひしゃげた車があって、


...救急車に乗せられていくうみが、いて。

kr「...A君。落ち着いて聞いて。鬱くんは、さっき、飲酒運転の車にぶつかられたんだ。」

僕はパトカーが来た時に、此処に来て、その時には、何て言われれば呆然と立ち尽くすしかなかった。


放心したまま、救急車に同行させて貰って、無事を祈る事しか出来なかった。


+++++

わぁ、急展開。

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