監督生VS監督生にしてやられたクラブのみなさん！ (ページ2)

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最初の決闘ページ2

僕はポムフィオーレ寮所属、キャスペル・レイ。
趣味は植物の世話。健康にいい薬草やハーブ、気に入った花などを育てている。

監督生とは同じクラスで、ある事件のときまでは仲がよかった。

「監督生！！！決闘したまえ！！！」

僕が手袋を叩きつけると、監督生はきゃっと悲鳴をあげた。

「えっ、何？どうしたのキャスペルくん、」

するとすごい勢いで走ってくる…寮長。

「ちょっとレイ！監督生は女性よ！？何してるの！！」

ヴィル寮長の圧がやばいが。

「寮長！！監督生が！！僕のっ！！花壇に！！！ミントを、植えやがったんです！！」

僕の大事な花壇に、よりにもよってミントを…！！
ヴィル寮長の顔色が変わる。

「ヴィル先輩、助けて！
キャスペルくん、いいじゃない。可愛いし、お茶は美味しいし！
キャスペルくん、ミントティー好きでしょ？」

たしかにミントティーは好きだ。だが。
僕が口を開く前に寮長が言った。

「いいわ、決闘なさい。レイ、殺さない程度に魔法を使ってもいいわ、アタシが許可する」

ミントは繁殖力が尋常ではなく、他の植物の成長も邪魔する。