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息を切らしながら住宅街を抜け山へと逃げ込む
いつついたかも分からない切り傷がじわじわと傷んでくるのが分かる
『一体…、いつまで、追ってくるんだ……ス、ストーカーめぇ…』
木陰に身を潜め息を殺す
「居たか！」
「いや、居ない…どこにいったんだ…」
「向こうに行ったかも知らない、行くぞ！」
なんてこった、いつの間にか人数が増えてるじゃないか。とても困った…
どうしたものかと頭を悩ませる。反対側に行った時に抜ける？もしも抜けた先で待ち伏せされていたら？そもそも何人に追われている？ここから走って船まで最短で何分かかる？
様々なことがグルグルと頭の中を回り続ける。
考えていても仕方ない、一か八か…鬼が出るか蛇が出るか分からないが行くしかない！そう思い立ち、思いっきり立ち上がる。
「「『あ』」」
恐らく殿の人たちと目が合う。
あれ、この人達どことなくセーラー服みたいなの着てるな…もしかして
『海軍！？』
「居たぞ！！海賊”赤髪”の隠し子！」
『その異名おかしいやろ！！！！！！』
渾身のツッコミを披露しそこに居た海兵の顔面に飛び蹴りをする。まるで漫画のように綺麗に決まる飛び蹴り…あっここ漫画の世界か…
今まで登ってきた道下るのは速い。…速いやばい本当に速い
『やばいやばいやばい！！』
前へ前へと出る足は辞めることを知らない様だった。さすがに恐怖を覚えるスピード、しかし自分では止めることは困難なのは明白。致し方あるまい、このまま船まで全力疾走するしか…！覚悟を決め住宅地へと再び足を踏み入れる
『ｸﾞｪｯ！？』
首根っこを掴まれ路地裏へと引きずり込まれる
マジに息の根止まりかけた、文句の1つでも言ってやろうと思い視線をあげる前に、知った匂いが鼻をついた。
バタバタと忙しない足音が聞こえなくなった頃、私の首根っこを掴んでいた人は離してくれた。
「お〜まえ！！何してんだ！あんな海兵引き連れて！」
珍しく酷く焦った顔をしたシャンクスさんがそこに居た。
『買い出ししてたら、急に腕掴まれて投げ飛ばして逃げてました…』
あったことをそのまま言うと彼ははぁ？といってしゃがみこんだ
「手配書のせいか、まぁ仕方ねェか…」
『あの、なんかすみません』
「いや、大丈夫だ！Aは何も悪くねェ、むしろよくあの人数引き連れて逃げ回ってたな！」
いつもの調子に戻りほっと胸を撫で下ろす
そこからはバレないようこっそり船に帰った
続く (更新停止中)
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社畜 - 声出して笑ってしまいました！更新頑張ってください！ (2022年8月29日 16時) (
レス) @page13 id: 42d64bb9b9 (このIDを非表示/違反報告)
アリーナ(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新何時でも待ってます！ (2022年6月13日 21時) (レス) @page8 id: 028e45f827 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！更新頑張ってください！！ (2022年3月23日 3時) (レス) @page8 id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
爆笑 - 最高に面白いです！！電車の中でニヤニヤ笑ってしまうくらい面白かったです！更新、待ってます (2021年8月9日 0時) (レス) id: 2887e687a3 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - めちゃ好きです…！更新されるのを楽しみに待ってます！応援させていただきます。更新頑張ってください！ (2021年6月15日 18時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kantou04101 | 作成日時：2021年6月5日 14時
