五月二十四日 ページ14
陸軍の駐屯地に到着して、あてがわれた部屋はまた四人部屋。
軍港の時と同じで、しげと山川が同室。
少ない荷物を置くとすぐに集合がかかった。
集合場所に行くと、俺たち召集者が約五十人。
俺たちより前に召集されていた人達が約百五十人。
元からの軍人も五十人程と、凄い数の兵がいた。
召集者は全員で約二百人。
五十人ずつの小隊に分かれ、それぞれに小隊長と元からの軍人が数人つく。
俺の配属された小隊は、しげも山川も一緒やった。
小隊長をまとめている一番偉い、優しい顔つきの人が�霤弔気鵝�
桐山さん、中間さんは本当に配慮してくれたんやなってその時思った。
ただ、一つ書いておきたい。
桐山さん、中間さんは嘘つきや。
「第七陸軍中尉の�霤弔任后�最初に言っておくが、口答えは許さん。黙って命令に従うこと。従わない場合は連帯責任になるから気をつけるように。」
優しい顔つきのまま、そんな事をしれっと言うもんやからびっくりしすぎて返事を出来てたんか危うい。
二人からは功績を残した事で階級が最近上がったという情報は聞いていた。
確かに他の軍人よりも胸元に付いているバッヂの数は多は多く、派手な気がする。
そして、今日から三日間は訓練漬けの日々になるらしい。
素人の俺たちがいきなり前線で戦う事はないようで安心した。
五十人の小隊の中から更に十の班に分かれ、基本的にはこの五人で連帯責任を取る。
班の面子はしげと山川、あと先に招集されていたらしい神山さん、奥田さんの五人。
俺たちよりも先に招集されていた二人のうち、神山さんが班長になった。
神山さんは同い年で、奥田さんはしげと同い年。
年齢も近いこともあって割とすぐに打ち解けた気がする。
そしてここで衝撃の事実、山川が一番年上やった。
勝手に呼び捨てしててごめん。
初日はこんな感じ。
�霤弔気鵑�優しい人だとは俺は思えなかった。
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かんた(プロフ) - #TODAYさん» 感想ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです＾＾ (2021年3月13日 11時) (
レス) id: b73ff05158 (このIDを非表示/違反報告)
#TODAY(プロフ) - 素敵な作品を、ありがとうございました。いつまでも心に残る作品になりました！ (2021年3月13日 7時) (レス) id: 3e33249399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんた | 作成日時：2021年2月2日 15時
