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なんとか山を越え、洞窟が見える場所まで辿り着いた。
事前に街で買い込んでおいたおかげで、特別困るような事態は避けられたと思う。
しかし魔物と戦う回数は今までの比ではない。
この先の洞窟にはさらに強い魔物がたくさんいるんだろう。
気は抜けないが、体力も回復したい。
野宿の準備をすることにした。
『ん？あそこ誰かおる？』
洞窟の入り口付近に1つの影。
ダイキ『どこ？』
ノゾム『誰もおらんで。』
皆が何や何やと集まって来た時には既にその姿はなかった。
確かに誰かがいたような……。
リュウセイ『日も落ちて来てるし、今行ったら危ないで。また明日進も。』
若干気にかかるが、それもそうだと気持ちを落ち着かせた。
やっとの思いで洞窟を抜けた。
『長かった……。』
目の前には召喚士が集まると言う町。
と、その前には一本の吊り橋。
これを渡りきらない事には町には入る事ができない。
足を一歩踏み出そうとしたその時。
？？？『止まれ。』
後ろからの声に振り返ると、そこにはまさかの照史君。
しかし、仲間になりそうな雰囲気ではない。
担いでいる斧は今にも振り下ろされそうだ。
のんちゃんが言ってたように、もしかしてボス？
嘘やろ……。
動揺している俺の代わりにリュウセイが口を開く。
リュウセイ『何やお前。……帝国の人間か？』
アキト『俺はアキト。帝国の四天王の一人。お前らやな、帝国の計画をかぎまわっていると噂の四人ってのは。邪魔すんな！』
そう叫び、斧を振り下ろして来た。
いきなり始まった戦闘に驚きながらも、何とか斧の攻撃は避けられた。
しかしアキトは強かった。
今の俺たちじゃ全然歯が立たない。
ダイキ『うわぁぁぁあ！』
防具なんて着けていないにも等しいダイキの腹に、アキトの容赦ない攻撃があたる。
守りたいのに、立ち上がれない程俺たちもボロボロだ。
ダイキはピクリとも動かず、腹から血を流して倒れている。
このままやと、死んでしまう……！
ヒュン
風を切る音が聞こえた。
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かんた(プロフ) - ゆさん» こちらこそ、読んでいただきありがとうございました！感想とても嬉しいです！恐縮です＞＜ 新作の構想はもうできてるので、また投稿した際はぜひよろしくお願いいたします！ (2021年1月27日 14時) (
レス) id: b73ff05158 (このIDを非表示/違反報告)
かんた(プロフ) - アップルパイさん» ご丁寧にありがとうございます！感想とても嬉しいです！またボチボチ投稿していきますので、今後ともよろしくお願いいたします！ (2021年1月27日 14時) (レス) id: b73ff05158 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！いつも更新楽しみにしておりました。このあと緑さん自身や彼の人間関係がどうなるのかとても気になりますが、こういうメリバ風味な作品大好きです！作者様の文才にただただ感服です。新作も楽しみにしております^^ (2021年1月26日 17時) (レス) id: c2197c2c66 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - 完結おめでとうございます!!お話、面白かったです！このお話のおかげ(?)で神ちゃんが狂っていくお話が好きになりました!!まさかの完結でびっくりしたのですが満足でした！(上から目線すみません)もし新作のお話を作られたら絶対見ますね!これからも頑張ってください!!! (2021年1月26日 15時) (レス) id: f1623e6737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんた | 作成日時：2020年12月16日 15時
