世界21 緑谷side ページ22
緑谷「えっ！？」
僕以外の全員も声を上げて驚いていた
脳を零距離から撃たれた脳無は呻き声を上げて伊藤さんを放り投げた
放り投げられた伊藤さんは綺麗に僕達と隣に着地し、顔を上げ脳無達を睨みあげていた
っ、
、髪の隙間から見えたその目付きにその場にいた誰もが凍りついた
オールマイトでさえもだ
その目には殺意しか感じられず一切の光を灯して無かった
オールマイト「！ 伊藤少女！君は死んだんじゃ...」
オールマイトが伊藤さんに近づきそう問いかけるが伊藤さんはまったく反応せずただただ敵を観ていた
ｺﾞﾄｯ
緑谷「！？」
伊藤さんは両手に握っていた拳銃をいきなり手放しその場に捨て置いた
僕達は伊藤さんの行動がまったく分からず唖然として見ているだけだった
伊藤さんは右手を後ろにやり、腰から1本の脇差程度の刀を取り出した
拳銃の弾がもうないからその刀で脳無とやり合うつもりなのか？
けどやっぱり無理なんじゃ...
僕はいろいろなことを考えてみたが伊藤さんはそんな僕の考えをひっくり返した
伊藤さんは刀を自分のほうに向け自身の脇腹を貫いた
そしてなにかを唱え始めた
、
『...人々のため犠牲となりて十字架上でまことの苦しみを受け、貫かれたその脇腹から血と水を流し給ひし方よ、』
、
伊藤さんはそう言い終えると脇腹に刺さった刀を行き良いよく抜きその場に捨てた
数秒後、足元が揺れ始め、地面にヒビが入り始めた
蛙吹「いったい、なにが起こっているの...」
地面が揺れるのでバランスを取りつつ伊藤さんを見つめる
オールマイト「なにをするつもりだっ！伊藤少女！」
このどうしようもない違和感にオールマイトが伊藤さんに近づく
ﾌﾞｵｯ
緑谷「えっ、」
呆気に取られていた僕達の隣を白いなにかがとんでもないスピードで通り過ぎた
、
緑谷「白い、虎...？」
白虎は一直線に伊藤さんに走っていき、白虎に乗っている砂色のコートを来た男性が伊藤さんに手を伸ばした
すると、揺れていた地面は収まり、伊藤さんは倒れた
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ちゅんきち(プロフ) - 更新応援してます！ (2019年4月28日 19時) (
レス) id: b21c42bef1 (このIDを非表示/違反報告)
福永あゆり(プロフ) - 更新が楽しみです！待ってます！頑張ってください！！ (2018年8月17日 13時) (レス) id: 2e289ba634 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 無花果さん» 初めから読みました！最近ヒロアカ×文ストのコラボ小説にハマってます！更新楽しみに待っています!! (2018年7月26日 21時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
無花果(プロフ) - 部屋さん» この作品にはオチはまったく考えていませんので、、、すみません。ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年1月14日 19時) (レス) id: 218a8938e3 (このIDを非表示/違反報告)
部屋 - おちは誰にするんですか. できれば太宰さんがいいです 更新頑張ってください (2017年12月24日 23時) (レス) id: 2c6b310ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無花果 | 作成日時：2017年7月27日 15時
