暗殺少女、審神者になる。【刀剣乱舞×暗殺教室】

四振り目 カルマside ページ4

緋色はあまり笑わない









緋色はめったに休まないが鴇さんが亡くなった日とその後の2日はさすがに学校を休んだ




久しぶりに登校した日







俺が声を掛けるといつもは罵倒されるかフツーに返されるんだけど、






「あっ！カルマ！おはよー！」






正直、気持ち悪かった







そんな作り笑いの笑顔を向けられて







緋色は優しいから、きっと思ったんだろう







皆に心配をかけてはいけない。と





むしろ逆だっつーの、






かけまくってくれてこっちは大歓迎だよバカ







だから俺は素直に、真正面から言った







「気持ち悪い笑顔見せんな」







傍からみたら俺は最低な奴かも知れない







けど、こんな泣きそうな顔向けられて、黙っている奴はこのクラスにいない








そう言った直後の緋色は、すぐに笑顔を無くてして









「ごめん」








俯いてそれだけポツリと言った









そんな緋色に俺は、髪がぐしゃぐしゃになるほど頭を撫で








「謝るくらいならやんなっつーの」






そう言って笑ってやった








まぁ、髪ぐしゃぐしゃにしたからその仕返しで脛おもっきり蹴られたけど、その後の笑顔があったから良しとしよう









だから、俺は、







緋色の苦しそうな顔なんて二度と見たくない








あんな顔、二度とさせない









____________


_____







俺らが烏間先生から聞いた話は、殺せんせーが初めてここに来たときと同じ位の驚きだった







要は歴史を変えようとするクズ共を止めるために、鴇さんは本丸、というところの審神者になって戦っていたらしい





けど、実際戦っているのは鴇さんではなく刀剣男士、という人達らしい







刀剣男士は名前の通り、刀剣で人の形をしている神様、


付喪神らしい、




人の形をしているだけで本当は刀





そんな異次元なところに鴇さんは居たらしい






渚「一色さんはまったく知らなかったんですよね？」



渚が政府の人に聞く





政府「は、はい。いくら孫といえどこの仕事は口外することはできないのです。貴方達に限っては特例てすが...」




殺せんせー「にゅうぅ、それで、鴇さんが亡くなった原因とは...？」








政府「...過労死です。審神者の仕事もやりながら現世に帰り普段通りのことする。柊様、いや、鴇様は偉大なお方でしたが、だいぶ歳もとっていましたし...」





カルマ「でさ、その時々でる柊様って、なに？」

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