暗殺少女、審神者になる。【刀剣乱舞×暗殺教室】

十五振り目 ページ16

こんのすけ「こちらにございます！これを顔に付けて頂きたい！」








貴方「え？なにこれ、布切れ？」








こんのすけ「布切れとは失礼な！これはシキ様のお顔を隠すためのものでございます！」









貴方「はぁ？なんで顔面隠さないとだめなわけさ」








こんのすけ「普通の本丸ならばこのようなことは行ってはおりませんが、ここはブラック本丸。

真名をしられると同様、お顔を見られると神隠しに合う可能性が増えるのです」









貴方「神隠し、ねぇ...」









こんのすけ「な の で！こちらの布も一年間は決して外さないで下さい！

心配はございません！ちゃんと前も見えますし、生活に支障はありませぬ！！


それに...」







貴方「？」






さっきまでとは変わって少し静かになるこんのすけ









こんのすけ「貴方様は柊様のお孫様です

貴方様のお顔をみれば若い頃の柊様にそっくり...刀剣男士様達が柊様が帰ってきたと勘違いしても可笑しくはないのです...」









貴方「...もしかしてお前」






こんのすけ「？」









貴方「ずっとこの本丸にいたのか？おばあちゃんの代から」









こんのすけ「！ なぜおわかりに？」









貴方「いや、なんとなくだけど、ずっと私が来るの待ってくれてたんだなーと思って。」









こんのすけ「シキ様ぁ！！」









貴方「うわっ！」








こんのすけは私の胸に飛び込んできた









こんのすけ「刀剣男士様達は変わってしまわれた...私めは、もう一度...柊様がいたときのようなこの本丸をみたいのです」









貴方「...」








こんのすけ「柊様のお孫様がこの本丸にきてくれると知ったとき私はとても喜びましたっ、きっとこの方ならこの本丸を元に戻してくれる、と」









貴方「...ごめんな、またせて」









こんのすけ「こうやって来てくださっただけで構いません！どうか！刀剣男士様達を、笑顔にさせて下さい！」








泣いて私に懇願するこんのすけ









ﾎﾟﾝｯ








こんのすけ「？」





私はこんのすけの頭を撫で








貴方「心配すんな、絶対そうなるから」









こんのすけ「はい！楽しみにまっております！」






私はこんのすけに貰った布切れをつけた







そして扉に手をかける








貴方「んじゃ入るか」








ｷﾞｨｲｯ









本丸の門が開く









、









、









____ここからまた、私の奇妙な一年間、審神者生活がが始まる。

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