毒の街 ページ1
地下駐車場からパトカーのホロを纏った常守の車は鎮圧要請のあった暴動箇所へと向かった。
縢「うわ...ネットもデマからマブネタまで飛び交ってる。見てみAちゃん」
後部座席に座る縢は、同じく隣に座っていたAに暴動の動画を見せた。
狡噛「縢、あまりAにそういうのを見せるな。AのPSYCHO-PASSが上がる」
縢「コウちゃん過保護かよ！」
A「流石に規制はかかっているんだしそこまではないと...」
縢のデバイスを覗き込むと、公安局に対しての暴言などのコメントも流れる。
A「思った以上に酷かった...」
自分達のことをあれやこれや言われるコメントを見てしまい、Aの心はぐしゃっと紙を丸め潰したような感覚に陥った。
狡噛「だから言っただろ...」
A「ごめん」
すると常守が運転していた車が急に立ち止まる。
目の前には、街灯にぶつかった車体がガソリンを吐き出し火の手が上がっていた。
その火は誰が消すというわけでもなく、道路にはヘルメットを被った人々が金属バットやゴルフクラブなどを持って店のガラスを割ったりしていた。
A「ここだけでもこんなに」
縢「このまま突っ込んで何人か轢き殺しちゃいなよ」
常守「ヤですよ！」
A「秀君、似たような事を前も言ってたよね...」
常守は無線機を掴み、暴動する彼らに警告した。
常守「厚生省公安局です！直ちに暴力行為をやめて腕を頭の上で組んで地面に伏せなさい！」
その警告を無視しているのか、ヘルメット達は構わずやりたい放題だ。
狡噛「実力行使しかないな」
狡噛はパトカーから下り、電磁パルス・グレネードのスイッチを入れ、彼らに向かって投げた。
「ぐわぁぁ！」
「ぎゃぁぁ！」
電流を浴びた彼らにドミネーターを向け、狡噛は常守にもう一度警告するよう伝えた。
常守「こ、こちらは厚生省公安局です！これ以上暴力行為を停止しない場合はドミネーターを使用します！犯罪係数によっては命を失うことになります！繰り返します、腕を頭の上で組んで地面に伏せなさい！」
常守の二度目の警告で、暴動を引き起こしていた彼らは武器を手から離し地面で頭を伏せた。
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三楓(プロフ) - 海豹さん» コメありがとうございます！こちらこそ最後まで読んで下さりありがとうございました(*´∀｀*)拙い文章ではありましたが、狡噛さんのかっこよさが伝われば幸いです！ (2018年2月5日 19時) (
レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
海豹(プロフ) - 初コメ失礼致します。完結おめでとうございます！とても面白い作品でいつも更新が楽しみでした笑 なんだか寂しいです…。狡噛さんが本当にかっこよく描かれていて素敵でした！連載お疲れ様です、そしてありがとうございました！ (2018年2月4日 23時) (レス) id: 9606c08b5e (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - 高橋桃華さん» コメありがとうございます！最後まで見てくださりありがとうございました(*´∀｀*)PSYCHO-PASSは初めての試みでしたが、そう言っていただけてとても嬉しいです！ (2018年2月4日 18時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
高橋桃華(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく面白かったです！！1ヶ月に1回の時もこれだけが楽しみで生きてましたw狡噛さんがものすごくかっこよく書かれててすごい好きです！ (2018年2月4日 16時) (レス) id: 307ae9e419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三楓 | 作成日時：2017年10月4日 12時
