東雲兄弟 相手の才能 ページ21
絵名side
「続いて、グループ対抗が始まります。出場者は、遅れずに…」
「あ、そろそろね」
司会の人の言葉が響く
人が移動し始め、私もその波に乗る
やっぱりグループは、迫力が違う
ソロとは違う良さを持っている
テーマは色々。愛莉達みたいにアイドルみたいな歌とダンスで観客を虜にする人達や、彰人達みたいな実力派もいる
飽きない楽しさがここにあった
どんどんグループが歌っていき、愛莉達の出番になった
やっぱりすごく可愛い
今までも可愛い人達がいたけど、比べ物にならない
観客の歓声も大きくなっていく
「続きまして、No.18、MORE MORE JUMP！です」
明るいイントロが流れる
「曲は、天使のクローバー」
モモジャンらしいダンスと歌声で、どんどん魅了して行く
これぞ、プロの在り方なんだろうな
順調に進んでいき、無事に終わっていた
観客は見事に虜になっている
凄いな…みんなは
「続きまして、No.19、Vivid BAD SQUADです」
あ、愛莉の次だったのね
「曲は、シネマ」
！
歌詞の意味を、心に伝えてくる
圧倒的な歌唱力と感情で、すごいとしか言いようがなかった
私には、今誰よりも彰人が輝いているように見えた
「ふぅ…見たいのも見終わったし、そろそろ帰ろうかしら」
自分はあまり歌を専門にやってない
素人が賞を取るなんてきっと無いだろうし、もう用は無い
「えっと……忘れ物は…無いわね」
じゃあ、そこら辺のカフェでパンケーキでも…
「あ、あの…！東雲絵名さんですか…！？」
「？」
名前を、誰かに呼ばれた
なんだろうと思って振り返ると、大学生くらいの女性が立っていた
「その……すみません。誰ですか…？」
「えっと…先ほどのステージを見ていたんですけど、すごく歌がうまくて、私感動したんです！貴方に！」
「わ、私に！？」
「はい！しかも、とてもかわいい人なので…」
現実でそんなに言われるのは、少し照れてしまう
「それで…私、バンドをやっているんですけど、ボーカルの人がコロコロ変わってしまっていて…それで、貴方にボーカルを頼みたいんです！」
緊張しているのか、顔を真っ赤にしていっている
「で、でも…私、歌を専門にやっていないし…これから帰るつもりでもあったので…」
「か、帰る！？何か具合でも悪かったんですか！？」
「い、いや…賞なんて取れないだろうし…」
「いや！絶対東雲さんなら取れますよ！ソロの中でも…グループにいても勝てると思います！東雲さんには、歌の才能があると思います！」
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奏多 - リアルでした…奏なら本当にあるかもしれませんね。早く救われて欲しいです。 (2022年9月18日 23時) (
レス) @page1 id: 82ec0e1b3e (このIDを非表示/違反報告)
河合 - 東雲兄弟、私の欲望をガッツリ入れているのでちょっと注意です (2022年8月28日 18時) (レス) id: b19d72a5db (このIDを非表示/違反報告)
河合 - あみみゃまさん» ありがとうございます！ (2022年8月27日 14時) (レス) id: b19d72a5db (このIDを非表示/違反報告)
あみみゃま - すごく面白いです (2022年8月27日 13時) (レス) @page19 id: 29c5e9b820 (このIDを非表示/違反報告)
河合 - 綿菓子さん» ありがとうございます！ (2022年8月21日 18時) (レス) id: b19d72a5db (このIDを非表示/違反報告)
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