朝比奈まふゆ ストレス ページ14
奏side
「お父さん。結構元気そうだったな…」
私は、病院からの帰りで道を歩いていた
時間も時間だから、制服を着ている人が多い
学校から帰る帰りかな
歩いていくと、まふゆと同じ制服を着ている人もよく通りかかる
…まふゆ、大丈夫かな
無理してるっぽかったけど
そのような事を考えていると、その時、ふと誰かが話している声が聞こえた
「…そういえばさー、まふゆ、今日廊下で倒れてたよね」
「そうそう！えむちゃん？って言う子がが通りかかって保健室にいってたけど、けっこう顔色やばかったよね。大丈夫かな」
「え…！？」
小さい声で話していたから、聞き間違いかもしれない
けど、その子はまふゆが倒れた、と言っていた
驚いて声を上げてしまった
そのまま2人の方に振り向くと、私の声が聞こえたのかその2人もこっちを見ていた
「っあ……えっと…な、なんでもないです…」
急に恥ずかしさが込み上がってくる
私は、その場から逃げてしまった
うぅ……
まふゆが倒れたって言うのを盗み聞きして、声を上げちゃうなんて…
俯きながら、歩いていた
その時だった
「あれ？宵崎さん？」
「あ…望月さん…」
「こんな時間に珍しいですね。お買い物ですか？」
「いや…ちょっとお見舞いに…」
「そうですか。あ、そうだ。あの…宵崎さんって朝比奈さんという人、知ってますか？」
「朝比奈…？えっと……あ、もしかして、下の名前ってまふゆですか？」
「はい！そうです」
「それなら知ってます。一緒に曲を作ってって…」
でも、なんで望月さんからまふゆの話が出たんだろう
「その…実は朝比奈先輩、今日学校で倒れてしまって…」
「え…！？」
「その時、近くにいたのが私の友達だったんですけど、かなで、奏と唸っていて…私の知っている限り、奏という名前は宵崎さんしか知らなかったんです。なので、何か関係があるのかな、と思いまして」
「まっ…まふゆは？まふゆは、大丈夫なんですか？」
「保健室で休んだ後、帰りました。歩きで帰りましたけど…」
駄目
まふゆは…まふゆは、絶対今無理してる
家になんて帰らないで、今も苦しんでいたら…
「っ…すみません、望月さん」
「よ…宵崎さん！？」
私は、少ない体力で走り出していた
まふゆは…多分あそこにいる…！
…
まふゆが前、倒れていた場所
広い公園だけど、この時間は誰もいない
「まふゆっ…」
声を出すと、細い声が聞こえた
「かな…で…？」
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奏多 - リアルでした…奏なら本当にあるかもしれませんね。早く救われて欲しいです。 (2022年9月18日 23時) (
レス) @page1 id: 82ec0e1b3e (このIDを非表示/違反報告)
河合 - 東雲兄弟、私の欲望をガッツリ入れているのでちょっと注意です (2022年8月28日 18時) (レス) id: b19d72a5db (このIDを非表示/違反報告)
河合 - あみみゃまさん» ありがとうございます！ (2022年8月27日 14時) (レス) id: b19d72a5db (このIDを非表示/違反報告)
あみみゃま - すごく面白いです (2022年8月27日 13時) (レス) @page19 id: 29c5e9b820 (このIDを非表示/違反報告)
河合 - 綿菓子さん» ありがとうございます！ (2022年8月21日 18時) (レス) id: b19d72a5db (このIDを非表示/違反報告)
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