＊23話＊ ページ23
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私が落ち着いた後
私達は何事もなかったように皆のところへ戻った。
サキさんと翔さんも、また何事もなかったように
みんなの輪の中に溶け込んでいて
だけどもうお互いの名前を呼ぶことはなかった。
こうして初めてのサークル活動は幕を閉じた。
ユリ「サキさん、来ないんだってね」
まだ外のセミが忙しく鳴いてる、8月のある日。
店内に流れてる音楽は最近流行ってる曲で
だけどあまり流行に乗れなくなってきて、私はサビしか分からない。
アイスココアの氷をストローで回して
カランッて音を立てながらユリがそう言う。
A「え？」
ユリ「今度の花火大会。この前の旅行メンバーで行こうって言ってたやつ」
A「来ないって…なんで？」
ユリ「インターンが入ったらしくて。残念だよね」
A「そっか…」
花火大会を盛んにやってる時期はテスト期間だから
なんだかんだで皆バタバタしてて行けなくて。
この前の旅行楽しかったし
同じメンバーで今年最後の花火大会に行こう！って
そういう話、してたんだけど…
サキさんが来ないって話を聞いて
車の陰で聞いてしまった、あのやりとりを思い出してアイスコーヒーをすする。
A「それ誰から聞いたの？」
ユリ「雅紀さん」
A「…連絡とってるんだ」
ユリ「うん、なんかね」
A「仲良いね、ふたり」
そうやって聞くと
ストローから口を離して、そうかな？って可愛く首を傾げるユリ。
その反動で、シルバーのピアスが揺れた。
A「雅紀さん優しいよね」
ユリ「そだね。お洒落だし」
A「彼女さんのこと凄く大切にしてくれそう」
ユリ「ねー。付き合ったら絶対楽しいし。なのになんで彼女いないんだろ」
A「…そうだね」
すごく純粋に不思議に思ってる顔だ。
ユリは気づいてないんだな。相葉さん頑張れ…
彼女いないのはユリのこと好きだからだよ、とは流石に言えず
またアイスコーヒーをすすると、ズズッという音がした。
花火大会…今週末かぁ。
何となく、行く気にならないなあ…。
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爽歌。(プロフ) - みーなさん» コメントありがとうございます！遅れてしまい申し訳ありません！恐らく気のせいではないかと(￣∇￣)ﾌﾌﾌｯ…♪ 気がついて下さって嬉しいです(^^) (2019年7月16日 14時) (
レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
みーな(プロフ) - 途中で「じゃなくて」が入ってるのは気の所為でしょうか？笑 (2019年7月13日 12時) (レス) id: d1c7014bf6 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - たまきさん» たまきさんも読者の皆様も優しくて優しい世界で私わ幸せだなって思います(Ｔ＿Ｔ)ｱﾘｶﾞﾀﾔ〜 2章も立ち上げてみたので、よろしければ遊びに来てくださいっ♪ (2018年10月23日 14時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 急に自分の名前が出てきたんでびっくりした笑私なら大丈夫よ〜(^^)もうこんなことやられたら好きが止まらなくなっちゃうね！ヒロインちゃん健気だから幸せになって欲しいです( ^ω^ )いつまでも待ってるから爽歌ちゃんのペースでね( ^ω^ ) (2018年10月17日 21時) (レス) id: b049bce828 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - ゆり:)さん» ゆりさん、コメントありがとうございます(*ﾟ∀ﾟ*)！そうですねぇ、色々思わせぶりな男子たちですね(笑) 2章も立ち上げてみたので、是非いらして下さい(*´-`) (2018年10月17日 21時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽歌。
| 作成日時：2018年8月16日 21時
