それでも君に恋をしてる ＊Sho.S＊

＊12話＊ ページ12

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相葉「おっしゃあ〜遊ぼ〜！！」






車が出発してから数時間後。



目的地だった海に到着した私たちは

必要な荷物を持って着替えて合流。



早速場所取りをして

今やっと、遊ぶ準備が完了したところ。



さっきからずっとそわそわしてた相葉さんが

キタキタ！って感じでTシャツを脱ぎ捨てた。






雅紀「ユリ！行くぞ！」

ユリ「ちょっと待って下さい！皆も行きましょ！」






ダァーッて皆して海辺に走っていって

さっき膨らませたボールでバレーをやり始めたのが見えた。

その姿をテントの下の陰から見る私。



元気だなぁ…

それから皆さん、スタイルが良い…

もうTシャツ脱げないや。



楽しそうな皆の姿を見て

ふふふと頰を緩ませる。





和也「行かないの？」

A「私、バレー下手くそだし。ニノこそいいの？」

和也「いや俺既に溶けそう」

A「あら。綺麗な色白の肌がやけちゃうのもね」

和也「そーなのよ」





一応水着に着替えてはいるみたいだけど

団扇をパタパタして、一向に出る気配のないニノ。

色白羨ましいから、ちょっとやけちゃえばいいのに、なんて。



そんなこと言ったら怒られるな、って思ってたら

後ろからサクサクと砂を踏む音が近づいてきて

パッと振り向くと、髪をツンツンさせた男の人。





智「はいニノ、ゴリゴリくんアイス」

和也「おーさんきゅ」

智「ほい、そこの嬢ちゃんも」

A「ありがとうございます(笑)」

和也「名前、Aね」

智「そう、Aちゃん。んふふ」





ふにゃっと笑う童顔のその人は

この前ニノ達が言っていた大野智さん。



車に乗り込む前ちょっと挨拶して

降りてからも全然喋らなかったから、ちょっと緊張する。

けど、優しそうな雰囲気で、多分いい人だなって思う。





和也「俺ソーダがいい」

智「これ俺のソーダだもん」

和也「ありがとうございます」

智「っふ。あげるっつってねーじゃん」

和也「やー、やっぱおっさんは違うわ」

智「おめっ、年２つしか違わねぇからな？」

A「(笑)」






噂通り仲がいいみたい。

話聞いてるだけで面白い。(笑)




そんな2人の様子とか

皆が楽しそうにバレーやってる姿とか

なんだか、青春って感じがした。




残しとこ。うん。




バックからスマホを取り出してカメラに納めて

撮れた写真を見ながら微笑んでたら

ニノに気持ち悪って言われてしまった。

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