二十七 ページ29
土方side
土方「はぁ？Aの歓迎会だ？」
近藤「そうだ、楽しそうだろ？」
突然俺の部屋に入ってきた近藤さんが、そんなことをいい始めた
……アンタがしたいんだろ
土方「…………アイツには言ったのか？」
近藤「言うもなにも、ずっとここにいただろ。お邪魔なんてとてもねぇ…」
…………そうか、A、ずっと俺の部屋の隅にいたんだったな
だとしても、Aだけ呼び出すとか色々と
方法あっただろ
近藤「Aちゃん、どう？やってほしい？」
A「……別にどうでもいい。貴方たちがしたいなら、付き合いはする」
近藤「じゃあするってことで！そんじゃまた」
………アンタが一番喜んでんぞ
近藤さんが出ていくと、再び静寂が戻る
Aの方をチラリと見ても目は合わない
土方「………なぁ、そこにいて楽しいか？」
A「……別に」
土方「他のとこ見て回ってもいいんだぞ？」
A「……もう見た」
土方「じゃあ寝てたらどうだ？」
A「……眠くない」
ことごとく突っぱねられた
土方「なぁ……総悟となに話してた」
A「……別に。沖田様が書類出さずに帰ったから、出さなくていいか聞きに行っただけ」
土方「そうか、有り難うな」
そう言ってまた書類とにらめっこを始め、ほんの少しすると、
土方「…………ん？」
机に影がさした
Aは変わらず部屋の隅にいる
不思議に思いながら振り向くと、いつのまにやら日が暮れていた
さっきまで日は高かった筈………
A「……集中し過ぎ。私との話に区切りをつけて仕事再開してからもう五時間たった」
土方「なっ！？俺は、まだ二分たったかどうかの感覚で…」
A「……だから、集中し過ぎ」
マジか、もうそんな時間か………
ってことは、今は…五時頃か？
やべぇな、この資料は六時までに終わらせたかったんだが………
A「……まだする？」
土方「あぁ、あと一時間ばかし」
A「……そう」
ああクッソ暗ぇな、電気つけるか
なんて考えていると、ｼﾞｭｯ、という音とともに､蝋燭の火のようなあたたかい光が生まれた
目の前で、やっぱり血の色をした火の玉が揺らめく
土方「これ……」
A「……電球、変えた方がいい。暗いと見にくいだろうから、私が灯りを作る。だから」
Aはその先を言わなかった
人間ごときに言うのは恥だと思ったのか？
そもそも、俺が考えていることと違うかもしれない
土方『"頑張って"なんて』
A『……頑張って』
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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黒鴉(プロフ) - 遅れてしまい申し訳ありません。有難うございます、どうか首をキリンより長くして待っていてください。どうにかそれに見会う作品になるよう頑張ります！ (2020年7月7日 19時) (
レス) id: 30a687a706 (このIDを非表示/違反報告)
就村 隆成(プロフ) - 続き楽しみにしてますね〜 (2020年6月10日 23時) (レス) id: 67a11675bd (このIDを非表示/違反報告)
kansei(プロフ) - みづきさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません……。素晴らしいなんてそんな…駄作ではございますが、これからも宜しくお願い致します！ (2019年10月4日 17時) (レス) id: 30a687a706 (このIDを非表示/違反報告)
kansei(プロフ) - 亜蘭さん» 遅くなってしまい申し訳ありません……。ですよね、真選組全員カッコいいですよね！これからも応援宜しくお願い致します (2019年10月4日 17時) (レス) id: 30a687a706 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - なんなんですかこの素晴らしい作品は…。続き気になります！頑張ってください！ (2019年9月30日 18時) (レス) id: 05a7ae8b8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒鴉 | 作成日時：2019年6月10日 12時
