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斗亜Side
風「そろそろ行こか」
彪「そうやな」
斗「今日は誰残る？」
琉「俺残るよ」
風「じゃあよろしく」
琉「任せとき」
ベッドの上に繋がってる管を
酸素ボンベに繋ぎ変えて
それをリュックみたいに背負う
高校生になってから
看護師さんをわざわざ呼ばんでええように
教えてもらって自分でできるようになった
正直めんどいけど
これがないと苦しくなってまうって
自分を納得させてやってる
いつかこの酸素がなくなればなって
思ってるけど難しいんやろな
彪「できた？」
斗「うん」
琉「いってらっしゃい」
風斗彪「いってきます」
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
朝からどこに行くかというと食堂
ここの病棟では体調がいい子と治療中じゃない子は
みんなここで食べるようになってる
朝と夜は人手が少なくて
看護師さん達だけじゃ大変やから
配膳の手伝いをしてる
1人は残らなアカンから体調が悪い人が残ったり
今日みたいに全員元気な時はその場で決めてる
席は決まってるから食札を見ながら
間違えないように置いていく
病院食はひとりひとり違って
入院してる子にとって食事も治療の一環やからな
福「いつもありがとな
助かってるで」
風「別に暇やし」
彪「スマホ触んのも飽きたから」
斗「意外と楽しいしな」
福「そうか笑」
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作者名：ひのか | 作成日時：2021年7月28日 21時
