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琉巧Side
角が言ってた物置部屋の前にきた
音は全くせえへん
やっぱりこんなとこちゃうかと思いながら
開けてみたらそこには真っ暗闇の中で
床に横たわっているふうさんがいた
右手のそばには吸入器が落ちてた
福「風雅！？」
大晴くんがふうさんの元に駆け寄る
福「風雅、聞こえる？
聞こえてたら手握って」
大晴くんがふうさんの肩を叩きがら呼びかけてる
でもその声にふうさんは反応しない
俺らはただ立ちつくすことしかできへんかった
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
福「福本です
大西風雅くん、旧物品庫で倒れてます
喘息の発作を起こしているようでJCS3桁です
低血糖も起こしてるかもしれません
ストレッチャー持ってきてください
あと先生に連絡もお願いします」
ﾋﾟｯ
福「風雅、もう少しで楽になるからな」
福「彪太郎と琉巧は病室に戻ってて」
琉「でも…」
福「大丈夫やから
俺らのこと信じて」
彪「分かった…
るーく行こ」
琉「うん…」
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作者名：ひのか | 作成日時：2021年7月28日 21時
