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部屋に戻って歯磨きしてってしてたら
院内学級に行く時間になる
入院中も意外と忙しいんやで
看護師さんに拓哉のバギーへの移乗をお願いして
院内学級へは5人一緒に行く
末澤Side
どうも
特別支援学校で先生してる末澤誠也です
2年前から訪問教育という形で
かんさいこども病院の院内学級で教えてる
教師は
向井康二、西畑大吾、俺の3人
康二は主に拓哉の担当で
大吾は3年生、俺は2年生の担当
5人の体調を考慮して通常は6時間授業のところを
午前3時間午後2時間の5時間授業にしてる
授業時間も40分ずつ
体調がいい日はもう1時間頑張ってもらったりして
授業時間が足りひん分を補ってる
朝の登校時間は9時30分
一般的な学校からしたらちょっと遅めかな
教師は朝ここに出勤してきたら
生徒の主治医と看護師とで
全員の体調確認、欠席の有無など
申し送りがあって教室へ向かう
毎日誰かしらが治療中だったり
体調を崩したりで揃うことは少ないけど
今日は全員揃う日
騒がしくなりそうやな
教室で授業の準備をしていると
隣の部屋から小中学生の賑やかな声が聞こえてきた
うちの生徒たちもそろそろくるかな
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
斗「先生おはよう」
琉「おはよう」
末「おはよう」
風「おはよう」
彪「おはよう」
西「おはよう」
康「おっ全員来たな
おはよう」
拓哉の元に行って
康「拓哉おはよう」
ニコニコの拓哉
康「ご機嫌さんやん
今日は体育があるもんな〜」
風「せやねん
朝もめっちゃ寝起きよかってん」
康「そうやったんや〜
今日1日その調子で行けるかな？」
末「ホームルーム始めるでー」
「はーい」
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作者名：ひのか | 作成日時：2021年7月28日 21時
