人狼げーむ。 (ページ9)

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.つかの間の休息ページ9

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『階段しかないのきついな～』

廉「デブ」

さっきから廉が私に悪態をつく度に紫耀がどつくという事を繰り返している。

道枝「あ、先輩達！部屋に名前書いてあるみたいっすよ～」
そう道枝くんが私達に声をかけてくれた

もう他の人たちは自分の部屋を見つけたのか中に入っているようで姿が見えない。

紫耀「お、俺角部屋～」

『私その前や～』

廉「あれー、俺ら無いやんけ」

西畑「廉達の部屋上にあったで～」

3階へと続く階段から西畑くんが廉達に声をかける

廉「あ、ほんまー？

んじゃ大晴上行こか～」

『 2人ともまたな～』

廉「おう！」

大晴「またなー」

そう言って廉達は3階へ向かった。

紫耀「なんか、気味悪いくらい平和な感じ…してまうな」

『せやね…今からほんまに人狼ゲーム始まるんかな…… 』

空はとても青々としていて
今から人の命のかかったゲームが始まるとは思えない空気が流れている。

風雅「姉ちゃん同じ階なんか」

紫耀と廊下にある椅子に座っていると風雅に声をかけられた。

『ん、風雅』

紫耀「やっほ」

風雅「やっほっす」

『 …風雅大丈夫？』
聞きたかったけど中々聞けなかった事を聞く
さっきよりは格段と落ち着いた様子の風雅

風雅「んー…大丈夫やないけど…
近くにみっちーとかおるからまぁ…まぁまぁまぁ」

『なんやねん笑』
風雅のいつもみたいな曖昧な返事に思わず笑みがこぼれる

風雅「 …姉ちゃん」

急に不安そうな顔でこっちを見る風雅

風雅「絶対死なんといてな」

その言葉に心臓がドクンとなった

それと同時に強くなる紫耀の手を握る力

紫耀「安心してや、俺が守るで」

『紫耀… 』

風雅「先輩おるなら安心っすね笑」

そう笑った風雅は
部屋で少し休むと言って自分の部屋へと戻って行った。

その後に続いて自分たちの部屋に入ることになった。

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