人狼げーむ。 (ページ5)

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.捕らわれた人達ページ5

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皆席に座り、正門くんの方を向く

正門「 …まず、皆この状況になにか心当たりある人はおる？」

その問いかけにみんなは首を横に振る

正門「そっか…とりあえずうかつに動くと何があるか分からへんから、皆席から動かんように。

……とりあえず自己紹介でもしよか」

正門くんの落ち着いた喋り方にみんなは冷静さを取り戻し始めたのか、段々と不安な表情が薄くなってきたように思える

正門「まずはー、言い出しっぺの俺からやな。俺は関西第1の3年1組、正門良規」

そう言った正門くんが次はお前と西畑くんに目配せをする

西畑「俺は3年1組、西畑大吾！」

小島「俺は3年1組小島健！軽音部です！」

この場には合わない明るい声。

そしてこの流れは、きっと私達の番やな……
そう悟った

『えっと、大西A。 3年2組の学級委員長です』

そう言うと

紫耀「同じく3年2組の平野紫耀」

廉「俺は永瀬廉。3年2組」

大晴「俺は福本大晴！3年2組！」

と続いた

私達3年生の自己紹介が終わると、
2年生の2人のうち1人が手を挙げた

佐野「 2年2組、佐野晶哉です」

この子、とても歌が上手いと話題になっていた子だ
すごく落ち着いてそうな子

流星「僕は、2年2組の大西流星です！」

この子は紫耀達と仲のいい幼なじみだ
よく紫耀達から話を聞く

そして、自己紹介も残すは1年生だけとなった

西村「じゃあ、次は僕で！1年3組、西村拓哉です！」

にこっと笑った彼は風雅とよく家に来たりして遊んでいるのを見たことがある

とても人懐っこい笑顔の子

風雅「大西風雅、1年3組。大西Aの弟です」

目が覚めた時よりもだいぶ落ち着いた様子の風雅

やけどきっと、心は不安でいっぱいなはずや
ずっと拳を握っている

目が合うとにこっと笑ってくれた風雅
本当にいい子だ

斗亜「ぼ、僕は嶋崎斗亜です。1年3組です」

不安そうにそう言った彼もまた風雅と仲のいい友達のうちの一人だ

道枝「えっと、俺は道枝駿佑です。1年3組です！」

彼は学校でも有名なイケメンな1年生
初めてこんな近くで見たけどお人形さんみたいや…

正門「とりあえず、皆自己紹介出来たみたいやな」

そう一息ついたのもつかの間

いきなりスピーカーから声が流れ始めた

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