関西アイランドのお姫様っ！！ (ページ10)

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初めてのレッスンページ10

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ここは右で、次は左で、次も左で…

星｢たん、たたたん、たん〜の右っ左っとん！っと…｣

恭｢今休憩時間やし、体休めや？じゃないとこの後しんどなるで。｣

星｢ありがとうございます。

でも、みんなに追いつくまで私は止まってられないんです。｣

風｢そう言うても倒れられたらこっちが困るし。｣

星｢ありがとうございます。じゃあちょっと水だけ飲んできますね。｣

高橋恭平に大西風雅くん。

みんな優しくして下さってありがたいなぁ。

水飲み場に行くと、そこには先客が。

星｢あっ、西畑くん…｣

西｢………｣

まだ目を合わせてくれない。

どうしたらいいんだろう。

次になんて言えばいいか分からず迷っていたその時、

西｢さっきのステップ、あれ足逆やで。｣

星｢えっ…｣

西｢やから、こうやって言ってんの。｣

そういって、西畑くんは目の前で正しいステップを踏んでくれた。

すごい、軽やかできれい。

たった少しの動きだったのに、私は西畑くんの踊りに魅了されていた。

西｢おい、聞いてる？これで分かった？｣

星｢あ、はい！ありがとうございます！｣

そう言ったきり西畑くんは走って戻って行った。

まだきちんと喋れるようになったわけじゃないけど、

ちょっと嬉しかったっていうのは私だけの秘密。