いつか、その日まで。 (ページ30)

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流星said.

じっとしてるだけでもしんどくて、心做しか熱が上がってるように思った

...ほんまにやばいかも、

楽屋にいるとガヤガヤしてるせいか頭に声が響くし、何度も話しかけられるから正直会話するだけでもしんどかった

...トイレ行こ

多分この状況の部屋で一人になるんは難しい

大西「...やばい、」

来る時にもふらついたけどトイレに着いてもずっと視界が揺れててほんまにやばいって自分でもわかった

正門「...大西さん？」

大西「正門、くん...っ、」

振り返ると正門くんが居て、それを確認したと同時にグラッと視界が揺れて身体が床に打ち付けられた

正門「...ちょ、大西さん？！」

大西「...なんでも、無い」

ほんまあほやな、自分。

倒れてるくせに、隠せるわけないのに。

正門「...なんもないわけないやろ、よう言うわ」

大西「大丈夫、やから...離して」

離してって言ってもまあ、離してくれるわけなくて、そのまま正門くんの手の平は僕の額へと伸びてきた

正門「...あっつ、大西さんやっぱり熱あるやん」

やっぱりってことは気付いてたってこと？

正門「よかった～冷えピタもらってきて。」

大西「...気づいてたん、」

正門「いつもと違うな～って思って色々考えてみたら熱が1番しっくりきたってだけですけどね」

さすが、正門くんやな...

え、これ大ちゃんにバレてたりせんよな、？

正門「大西さん、大吾に.....」

大西「...お願いっ、言わんとって、」

正門「でもそんな熱やったら、...」

大西「心配かけたくないねん、っ...」

正門くんはしばらく悩んだ後...

正門「...わかった、言わんからちょっとでもキツなったら俺に言うて。スタッフさんには誰かしら1人くらいには言うとくから。分かった？」

と言って条件付きで許してくれた。