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「はい！火ぃつけました！さぁ！クリスマスソングを歌いましょう！」
「いや誕生日じゃないんだから、要らないよその時間」
「ええやんええやん！ほら望！」
私の制止むなしく、無茶振りされた望がアワアワしています。
「え？！えー、太陽が沈もうとしている夜が……」
「ストップ！なんでそんな暗い曲選ぶぅ？！」
「オザキでクリスマスソングっていったらこれやろ！」
「いや、そこはクーリスマスは今年もやってくる！やろ！」
……うちの息子たち、二人とも昭和生まれなのでしょうか。
普通に赤鼻のトナカイとか、せめてback numberとか、……まぁ、うちの子達らしくていいんですけど。
「あ、そろそろやばい、蝋燭が溶ける。フッ」
「あぁー！Aちゃんなんで！」
「いやだって蝋がケーキに垂れるし。」
「うぅ……」
兎にも角にも、我が家らしい楽しいクリスマスを過ごすことができました。
「オカン、靴下どこ？」
「靴下？いつもの棚だけど」
「そっちやなくて！サンタさんがプレゼントいれるやつ！」
「あぁ、ちょっと待ってもってくる。」
「はい、サンタさん来るといいね！」
「俺いい子やったから来るやろ！」
「えー？いい子だったかなぁ？」
「え？！いい子やったやん！」
「なーんか、ポテサラ一口も食べなかったり、算数の宿題こっそり答えみたりしてた気がするんたけどなぁ……」
「あ」
「サンタさん、来るといいねぇ」
「うわーごめんなさいごめんなさい！これからは絶対しないからお願いします！」
やっぱりこの子、昭和生まれではなさそうです。
普通の一年生の男の子でした。
「オカン、望脅すなや」
ちょうど通りかかった照史が、私に呆れた顔を向けます。
「照史ぉ、俺、やばいかなぁ」
「大丈夫やろ、毎回ちゃんと謝っとったなら」
「たしかに！……心配なのはポテサラだけや……」
「まぁ、今日の夜ゲームせんとはよ寝ればトントンちゃう？」
「なるほど！さすが照史！おかんおやすみ！」
「おやすみ」
望はすごいスピードで階段を駆け上がり、部屋の中へ消えました。
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カミツレ(プロフ) - やんぴさん» 楽しみにしていただいているようでとてもうれしいです！いつも更新激遅で申し訳ないです(T-T)これからもよろしくお願いします！ (2020年12月2日 9時) (
レス) id: 09f1bbf57a (このIDを非表示/違反報告)
やんぴ(プロフ) - 更新たくさんで嬉しいですー! (2020年12月2日 2時) (レス) id: 622a51d340 (このIDを非表示/違反報告)
カミツレ(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます！なかなか書く時間がなく…すみません…(T-T)できるだけ早く更新できるようがんばりますo(｀^´*) (2020年6月29日 22時) (レス) id: 09f1bbf57a (このIDを非表示/違反報告)
カミツレ(プロフ) - すーさん» ありがとうございます。更新頻度をあげたいと思っていますのでまたよろしくおねがいします！ (2020年3月2日 23時) (レス) id: 09f1bbf57a (このIDを非表示/違反報告)
すー - 更新楽しみにしてます(;;) (2020年2月29日 17時) (レス) id: e6c1d5125d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カミツレ | 作成日時：2020年1月1日 9時
