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大丈夫や、と言われたからといって、安心できるはずもなく。
『もしもーし……』
すぐに、彼に電話をかけました。
5コールくらい聞いてから、眠そうな彼の声が電話越しに聞こえました。
「もしもし？！大毅は……」
『大丈夫や、言うたやんけ……何を慌てとんねんもう』
「だ、だって！保育園から呼び出し、って……！！」
彼の、気だるげな様子に、少しいらっとしました。
『なんか、大毅、首を寝違えたらしくてな？』
「……ん？」
『なんか、痛すぎて泣いてて、病院つれてってくれってことやったらしいわ。』
「え、朝はそんなこと……」
『まぁ、Aに心配かけたくなかったんとちゃう？知らんけど。』
たしかに、朝の準備はやたらと時間がかかっていましたが、まさか、泣くほど痛い寝違えをしていたなんて、想像もしませんでした。
「あー、そうか、申し訳ないことしたな……あ、病院は？」
『大丈夫や、連れてった。とくに異常なかったらしくて、普通に湿布もらってきた。』
「あー、よかった……」
『あ、保険証どこにあるかわからへんかったから、事情説明したら、後日もってきて、って言われた。』
「そっか、うち財布にいれとるから……ごめん」
『いや、こんなこと滅多にないねんから、それでええやろ。』
「それもそうやな。」
『にしても、大毅の担任男やねんな。はじめセールスか新手のオレオレ詐欺かと思ったわ。』
「いやさすがに保育園名乗るオレオレ詐欺はないやろ。」
『でも今時家電とか、セールスとオレオレ詐欺がメインやん？』
「どんな偏見やねん」
どうでも良い雑談で、動揺してきた私も少しずつ落ち着いてきました。
『ま、とにかく、大毅は大丈夫やから。保育園にも、電話かけんでええからな。先生も忙しいんやから。』
「……ん、ありがとう。」
『おん。お前、どうせ今から昼飯やろ。さっさも休めや。』
「ありがとう。またあとで。」
『ん。』
ぶっきらぼうに切れた電話。
でも、彼なりの優しさがひしひしと伝わり、安心してお弁当箱を開きました。
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カミツレ(プロフ) - やんぴさん» 楽しみにしていただいているようでとてもうれしいです！いつも更新激遅で申し訳ないです(T-T)これからもよろしくお願いします！ (2020年12月2日 9時) (
レス) id: 09f1bbf57a (このIDを非表示/違反報告)
やんぴ(プロフ) - 更新たくさんで嬉しいですー! (2020年12月2日 2時) (レス) id: 622a51d340 (このIDを非表示/違反報告)
カミツレ(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます！なかなか書く時間がなく…すみません…(T-T)できるだけ早く更新できるようがんばりますo(｀^´*) (2020年6月29日 22時) (レス) id: 09f1bbf57a (このIDを非表示/違反報告)
カミツレ(プロフ) - すーさん» ありがとうございます。更新頻度をあげたいと思っていますのでまたよろしくおねがいします！ (2020年3月2日 23時) (レス) id: 09f1bbf57a (このIDを非表示/違反報告)
すー - 更新楽しみにしてます(;;) (2020年2月29日 17時) (レス) id: e6c1d5125d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カミツレ | 作成日時：2020年1月1日 9時
