関西家族物語。2

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そんな生活が一ヶ月続き、もうすぐ、GW。


去年の大型連休は、元号が変わることもあり、10連休でした。


さらに彼はこれを期にと、たまった大量の有給を一気に消化し、13連休をとっていました。


一人暮らし先の雑用を片付けてから帰ってくるとの連絡があり、彼は24日の昼頃に到着するとのことでした。


私もそれに合わせて有給をとることにしましたが、その皺寄せで仕事がそこそこ忙しく、仕事が立て込んでいました。


だから、毎日、ギリギリまで延長保育をお願いして、なんとか成り立っている生活でした。


そんな生活が災いしたのでしょうか、連休前日である24日の朝、突然息子が、


「今日保育園いかん」


といい出したのです。おでこを触っても、熱がある様子ではありませんでした。


一日遅ければ、と思いましたが、彼がこんな朝早くに帰ってこられるはずなく。


「は？ダメに決まってるやろ、さっさと起きい」


「いやや！いかへん！！」


「いい加減にし！おかんも仕事やねんから！朝から疲れさせんといて！」


どうしても、息子に辛く当たってしまいました。


結局、なんとか息子は布団から出たものの、朝の準備はいつもよりノロノロ。


「そんなふてくされてんと、はよしい！」


「だって、」


「だってやない！遅刻するやろ！」


久しぶりに朝から怒鳴りまくって、無理やり保育園バスに息子をのせて、私も仕事に向かいました。




仕事はあまりにも忙しく、一心不乱に残りを片付け、一息ついたのは、昼休みにしては少し遅い時間でした。


スマホを開くと、電話とLINEの不在着信通知がえげつないことになっており、血の気が引きました。


とっさにLINEを開くと、連絡は彼からで、


すばる大毅を迎えに来てほしいって園から連絡来とると思うけど、俺が行ったから大丈夫や。


と、大量の不在着信のあとに、超簡潔な連絡が入っていました。


園から迎え要請……って、熱？怪我？一体どうしたの？と、一気に不安とパニックに襲われました。


それと同時に、今日の朝、息子が保育園にいくのを渋っていたことを思い出します。


ちゃんと、話を聞いてあげればよかった。何てことしてしまったんだ。と、自責の念に苛まれました。

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