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樹side
久しぶりに会ったAは前より遥かに大人だった
黒いストレートだった髪の毛は赤茶色になっていて
耳朶のピアスは増えていた
「ねぇ、もう一個あったわ」
「なにが？」
「言いたいこと」
「どーぞ？」
「前に見てしまってんな〜、
樹が女の子の胸を嬉しそうに見るの…」
「は！？」
俺、そんなことした！？
「番組でしてたやろ？マシュマロのやつ」
「あれは…仕方ないよね？」
「でもショックやったわー」
「マジでごめん！！」
いい雰囲気になるはずだったのに…！
まさか見られてたとは
「まぁええわ、泊まってくんやろ？」
「Aがいいなら」
「じゃあ、決まり。なんか作るなー」
Aと俺は夜ご飯の準備を始めた
.
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作成日時：2020年1月26日 14時
